きらきらしたものを集めたい。

主にジャニーズ、たまにアイドル。/絶賛事務所担進行形 → 主にK-POP、たまにジャニーズ、たまーーにアイドルへ移行→主にLDH、そこそこK-POP、たまにジャニーズ、ちょっと坂道に移行したみたい。。

やっぱり「美しい彼」はいいドラマでした。

最後の最後まで特濃なドラマだった。30分全6回にふたりと少しだけ他の人の感情*1を詰め込みまくったドラマだった。

平良目線で進む4話まで、からの清居目線の5話。5話に清居の感情の変化全てが詰め込まれてからの最終回。

見てる側には溢れまくってる清居の感情がもう見えているからこそ平良の「分かってなさ」へのもどかしさが募る展開、そして感情をぶつけあうシーンへ。

本当に本音が漏れだしてからの清居がかわいい。キングじゃない、神様じゃない、ひとりの男としての自分の感情を自分で理解してからの表情たるや。平良も稽古場で怪我した指を…のスイッチが入っちゃってるシーンとか、清居の本音をぶつけられてからの表情の変化とかがすごいんだけど。本当にふたりの感情の動きにフォーカスしているから、主演のふたりのどちらかにでもどこかに恥じらいやためらいが見えたら全然陳腐に見えてしまうようなつくりだったけども、どんどんと没入してしまうふたりの演技だった。

自転車で川沿いを走るふたりの穏やかなシーンで終わってもよかったんだけど、最後に長々と設けられたボーナスカットに、制作側の最後まで我慢した欲が詰め込まれていてなるほどとしてしまった。絶対に生々しい行為ではなく美しく画を作るというところへのものすごく強い執着が感じられてよかった。

あと毎話予告がものすごく上手だった。予告で散々悶えても、本編を見ると予告を越えるものがちゃんとあって毎話感動した。

そして最終回後に配信されたsmash限定のコンテンツ「平良×清居スタイリング編」*2がズルい。エピローグとして最高というか、二次創作すぎるというか、うますぎてズルい。課金してよかった……

全話見終わって、八木勇征という人への「本当にすごい」の感情が溢れてしまっている。努力の人というのはファンタを知って過去を辿って分かっていたつもりだけれど、その吸収力、集中力、素直さ、それが演技という表現でも存分に生かされていて、それだけに向き合っていたわけではないスケジュールで、本当にたった6話なのにその演技には見違えるように血が通っていってすごかった。(前半は平良目線だから感情が掴めないような演技をしていたのもあるとは思うけどもそれにしても)

あと、長く役者をやっていれば慣れることかもしれないけれど、ひとりでドラマに出ることが初めての人が、あんなシーンを撮ってなおその相手とその後も仲良くできるって単純にすごいことだと思ってしまった。そう感じさせない現場であったということも大きいんだろう。人見知りだけど、心の開いたときの接し方は懐くみたいな人なんだろうな、とファンタメンバーとの接し方を見ても思っていたけど、同じように利久くんに心を開いて懐いているように見えた。

とにかくこの経験は彼にとって大きな経験で、原作ある作品で、初めての挑戦という状況で、やり遂げられたこと、国内外の沢山の人から素晴らしかったと言ってもらえたこと、全てが彼の自信になるし、彼をもっと輝かせる。清居前、清居後、というのがひとつのターニングポイントとして後に語られるようになる気がしている。そのちょうど「清居を演じることを受けた頃」から見始めたのかなぁとも思うけど、リアルタイムに立ち会えてよかった。とてもよかった。

*1:小山いいやつすぎるし小山絶対幸せになってくれと視聴者全員が思ったはず

*2:https://sharesmash.page.link/qnyi