きらきらしたものを集めたい。

主にジャニーズ、たまにアイドル。/絶賛事務所担進行形 → 主にK-POP、たまにジャニーズ、たまーーにアイドルへ移行→主にLDH、そこそこK-POP、たまにジャニーズ、ちょっと坂道に移行したみたい。。

認めたからには。

思うことは沢山あるのだけど、基本的な感覚は逝去後に書いたブログとあまり変わっていない。

あまり変わってない、ということがいいことだとは思っていない。

自分自身の「ある程度はある前提」で見ているということのグロテスクさ、というのを改めて自覚した。

日本での自分の見えている範囲の社会では、対女性に対しての性加害が「ある程度はある前提」になっていて、ある程度は許容してしかるべきという空気感があると感じている。そのことに対して苛立ちを持って暮らしたりしているが、自分自身もそれと同じことをしてきたということを自覚した。自覚したが、その認識を変えるのが難しいのも分かった。バイアスを取ることは本当に難しい。

その気持ちと共に、ただ整理のできない気持ち悪さがある。

個人の問題、企業としての問題、業界としての問題、少なくとも3つのレイヤーがあると思うけれど、誰もレイヤーを整理することなく、それぞれの立場から問題を提議したり、謝罪をしたり、それぞれの立場における核心をずらした角度から語られているように見えてしまって気持ちが悪い。

 

正直なところ、社名は手放す方がいいと思っている。会社として元代表の行為を認めたのならば、その個人名を冠した社名に固執することは気持ちが悪い。勿論ある程度の人たちはジャニーズと呼び続ける。でも一定期間過ぎたらメディア上は一気に社名を変えて呼ぶだろう。グループ名についても、社名を手放すならやっぱりグループ名も手放した方がいい。関ジャニ∞も、ジャニーズWESTもこれを機に改名、それをネタにしていくくらいのやり方を選択するいいんじゃないかと思う。関ジャニ∞から関ジャーニー∞、ジャニーズWESTからジャーニーズWESTにして、JOURNEYですが何か?くらいでもいい。改名も勿論賛否が出るだろうが、頑なに名前を背負っていく方が腫れ物になる。社名およびグループ名に個人名(ファーストネーム)を使用するというのはリスクが大きいことだとしみじみ思う。そこが良かったのも確かだけど。

 

ただ彼らのことはタレントではなくアイドルでアーティストとして見ているので、別に今後数年地上波でCMをやらなくても各種広告に起用されなくてもドラマに出なくてもバラエティーに出なくても構わない。もちろんCMもドラマもバラエティーもありがたく見てきたけれど、楽曲を制作し、コンサートなり舞台なりのステージで活動をしてくれる方が断然大事だと思っている。沢山の楽曲と、人材を含めたステージの財産を守ってほしい。そのために直接集金の形式を増やす必要があるならそれでいい。有料の独自媒体をもつのもいいだろうと思う。すでに宝塚はCSで専門チャンネルを持っており、LDHはCLというサブスクの独自媒体を持っている。これまで限りなく少なかった直接集金の比率をあげていくことで続けられるのであればそれを望む。これまで絶対に売らなかったランダムグッズを導入してもいい。ファンに対し良心的だった部分を手放してでもステージは守ってほしい。

 

誰かのせいでこうなった、とかではなく、いつかはこうなった。こうならないように作ってきた企業ではなかったから。きっと業界自体こうならないように作られてきた業界ではない。中古車業界もそうだけれど、「ある程度はある前提」となっていたものも気がつけば度を越えた状態になっていて、業界の常識では許されなくなる時がくる。

いろんな欲があり、個人的な動物的な欲や、社会的なステイタスを求める欲、それぞれの欲が強くなければ他者との競争の中で勝ち残れないのかもしれないが、強過ぎればやはり破綻するんだろう。

 

どこで誰がどう傷つくかを考え続けるのは難しいが、どのような場面においても、どんな立場からであっても、他人が壊していい人生なんてない。それだけは間違いがないこと。

 

いろいろな沼地に足を突っ込んでいる身として、どの沼地においても足元に何が埋まっているのか、自分が何を踏んでいるのか考えなきゃいけない。そんなこと言ってたら何も楽しめなくなるかもしれないけれど、気がつくことで少しでも足元の状態を変えていけるならその方がいい。

こんなのきれいごとなのは分かっているが、きれいごとを前提にして考えていかなければ良い方向に向かうことはない。そう思いながら、毎日いろいろな沼地をチャプチャプと楽しむ。