きらきらしたものを集めたい。

主にジャニーズ、たまにアイドル。/絶賛事務所担進行形 → 主にK-POP、たまにジャニーズ、たまーーにアイドルへ移行→主にLDH、そこそこK-POP、たまにジャニーズ、ちょっと坂道に移行したみたい。。

8BEATツアー完走おめでとうございます。

2022年1月23日、最後の2公演を終えて8BEATツアー完走。

5人になってから、初めてのステージになるはずだった関ジャムFESは台風で中止となり、47都道府県ツアーは道半ばで中止となり、何かと計画したものがやりきれなかったこの約2年半。年をまたぐ長いツアーで、バックのAmBitiousが帯同しているなかで、最後まで中止の公演を出さずにやりきれた。本当に奇跡みたいなものだと、宮城の公演で横山さんが言っていたけれど、本当にそう思う。コロナ禍じゃなくても、全員が万全の状態でオーラスを迎えられることが当たり前じゃないグループだから、余計に感慨深いし、ありがたい。

とにかくシンプルに「素晴らしくいいライブ」だった。正直、関ジャニ∞のアリーナ公演といえばリサイタルの印象で、そのリサイタルがとにかく肌にあわなかった身としては、アリーナツアーは怖さもあった。まぁ大倉さんはあんなことしないという信用もあるにはあるんだけど、そうはいっても、セットとか演出については期待してなかった。「ペンライトを売らない*1」というのがまたひとつの不安要素だった。本当に申し訳ない、と今は思う。

私は横アリ1公演と宮城1公演の2公演に入ることが出来た。横アリで関ジャニ∞を見るのは13年ぶりだった。コロナ禍でなければアリーナツアーが開催されることはなかっただろうと思うと、とても不思議な気持ちになる。だけど、正直ホールでのUPDATEからそのままドームツアーをやるよりも、このアリーナツアーを経由したことはよかったんじゃないかなと思う。メンバーにとっても、ファンにとっても、お互いにほどよく緊張が解けた気がする。

新しいアルバムを引っ提げてのツアーで、アルバム収録曲もほぼ外すことなく、過去の楽曲もとてもバランスよく入れ込まれているセットリスト。最新と過去曲のバランスが本当に絶妙だった。楽曲の新旧はかためるではなく、交互に置く形。選曲もバランスもよかった。踊ってほしい曲でしっかり踊ってくれた。*2

セットも全面LEDパネルモニターはやっぱり正義*3で、それを使ってのレミダンの演出もとてもよかった。バンドの時に安田さんと横山さんが上から登場、背面のパネルが回転してバンドセットが出てくるという演出もすごくよかった。アリーナで迫力あるセットの動かし方をするって、関ジャニ∞では初めてなんじゃないだろうか。丸山さんはワイヤレスにすることによって至近距離でベーシスト丸山を見せつけるという新しいファンサを手に入れてALLKILLしていた。

Jrがつくことも久しぶりだった。JAMのときにほとんど今Aぇになっている関ジュメンがついていたけれど、私が見た公演の最中に関ジャニ∞メンバーがJrの子の名前を呼んだ記憶が全くない。MCで大晴くんが呼ばれてギャグをかましていたけれど、彼の名前を呼んでいたメンバーの記憶がない。「すごい奴がいる」みたいな呼ばれ方をして、大晴くんが自己紹介をするけれど、メンバーが大晴と呼んでいた記憶がない。*4パフォーマンスでも同じステージに立っているのに、本当にまるでコミュニケーションが見られなかった。*5

今回はAmBitiousのメンバーと沢山コミュニケーションをとって、沢山名前を呼んでいた。AmBitiousのパフォーマンスの前に大倉さんが「皆さん立っていただいて」と言うくらい、ちゃんと彼らを知ってほしい見てほしいという意思を見せていたし、それを受けて客席側もあたたかく見守っていた。そういう点でも空気がすごくよかった。*6

公演を見終わっての充足感がすごいライブだった。ドームで見ても大満足するような構成のライブをアリーナで見られたんだからそれは充足感がすごくなる。本当にありがたいな、としみじみ思う。

30代になってからの横山さんには、度々驚かされてきたけれど、40代になってまた今回も驚かされてしまう。毎回「何かを始めるのに遅すぎるということはない」「継続は力なり」を体現してくれる。ほぼ同世代として、本当に尊敬する。やってみようと思うことだけでもすごいのに、ステージでちゃんと披露する、というところに持っていけることがすごい。あまりに当たり前のようにサラリとこなしてきた安田さんを見ているから忘れがちなんだけど、ギターを弾くって本当に覚えなきゃいけないことも、指に覚えさせなきゃいけないことも、右と左の離れた位置にあって違うものを持つ手の両方に意識をいかせなきゃいけないことも簡単じゃない。少なくともこの年齢になって、それを叩き込むことの大変さはものすごい。かつて、嵐にしやがれで嵐の皆さんが長渕さんからギターを教わる回があり、初めて触る人*7もいて全然分かんない!全然出来ない!って言ってて、天下の嵐だってやってこなかったことは早々簡単に飲み込めないんだよな…と当たり前のことを改めて感じたのを思い出した。初めからうまいはずなんてなくて、それでもステージで披露するを選択できる横山さんがすごい。トランペットもそうだけど、40代になってもまだ成長過程を見せてくれる人であるから本当にアイドルだなと思う。

オーラスの配信でソロ曲も見られてよかった。本当にそれぞれの沼の深さを全力で見せつけてくれてまぁ本当に面白かった。曲として好きかと言われると好きではないんだけど、大倉さんのバスローブでシャワー室から楽屋、鏡越し、楽屋からステージに切り替わるときにはバッチリ衣装でJr従えてっていう作り方はまぁ本当に100億点。*8

十八祭がどういう形で作られるかはまだ分からないけど、どういう形でも多分楽しいと思えるものになる気がする。そう期待をもてるライブだった。5人の関ジャニ∞、やっぱりいいグループだ。

*1:半導体不足で安定供給が見込めないから売れないということは理解しているのだけれども

*2:YESとかYESとかYESとか

*3:現場においては絶対正義だが、配信においては解像度を一気に落とす絶対悪になるのは難点

*4:実際には呼んでいる公演もあったなら申し訳ないが

*5:別の公演では絡んでいたら申し訳ないが

*6:一部のJr担のマナーについてはもうそれも文化だから致し方ない話だと思うし、少なくともJrには罪がない

*7:二宮さんはギターも出来る

*8:大好きなJames Corden showのHOME;RUNを思い出しました。https://youtu.be/Xzxoj7z-kOo