初心者のふりかえり、K-POPを聞き始めてわかったこととか。
2月の末あたり?3月?にドボンしたので、もうすぐ1年だなぁということもあり、新しい文化に触れて過ごした2017年に感じたことのまとめを書こうと。多分思うままにとりとめなく、だらだらとしたものになります。
まず、改めて聞いて感じたのはK-POPは洋楽だってこと。
K-POP聞き始めて、街中で流れている有線の洋楽が全部K-POPに感じるようになった。
もろもろの偏見をなくして聞けばただの洋楽なんだよな、というのが最近の感覚です。
あくまで韓国語ベースなだけで、音って多分アメリカとかの音とさほど変わらない。
識者のご意見的なものだと、最近の音が特にそうみたいだけど。
言葉の作りが母音子音の組み合わせで伸縮性があり、人称代名詞がほとんど一文字二文字*1なのも英語と同じような感じだし、HIPHOPにもとても向いているのも大きいのかなと感じる部分もある。
基本的に、人生のなかでほとんどの時間を邦楽*2を聞いて過ごしてきたので、洋楽はほとんどわからない。わかるのは中学~高校の頃聞いた一部のハードロック的なやつくらい。*3
メジャーな洋楽の流行りを追ったことがないから、単純にK-POPの多くの楽曲が自分にとっての洋楽のメジャーみたいな感じで受け止めてます。
もちろん、アメリカあたりのアーティストをトレースしてると言えばそうなんだろうけど、トレースしてもかっこよく仕上がればいい。
アメリカ的なものをトレースしながら、J-POPみもあったりして、なお踊る。踊るというところの拘りの強さも面白いのかなと感じつつ。
日本のアーティストがそれをやるとどうにもハマらないのは、もろもろの先入観もあるけど言語の作りの問題な気がしている。難しい言語ですよね、本当に。その難しい言語のなかで日本語でHIPHOPしてる人たちに対して、凄いなーという気持ちにもなりました。本当に向かない言語でしょう…
日本でK-POPグループがCDを出すためにはどうしても日本語で歌わないといけないというのは慣習なのか、日本にお金を落とすためなのかは分からないけど、やっぱり勿体ないなと思う。韓国語だけでなく、洋楽が基本的にメディアでとりあげられないのも、輸入盤が売れてもレコード会社が得をしないからなのかな?仕方ないことなのかもしれないけどやっぱり面白くない。
韓国語でちょっとアレな歌詞だったとしても結局聞き取れない単語が多いので今の自分にとっては洋楽で、だからいい部分も多分大きい。歌詞とか気にならないからBGMには洋楽がいいんだよ、という人が身近にいて、それをなるほどなぁと今思う。
それまで洋楽として聞き流してきたものを、すぐに理解ができる日本語にするとどうしてもダサく聞こえてしまう。若者言葉にするのもダサい。頼むそこはせめて英語に逃げてくれ…と思う。
でも、やっぱりハロプロとジャニーズで育ってきてるので適度にダサい歌詞とかわりと好きなんです。それでこそアイドルPOPSと思う部分もある。そういうタイプなので、わりと日本語verも楽しめます。恋のベルがなってもいいし、血汗涙だってえぇじゃないか、なわけです。
知らない世界の人たちを沢山知って、知らない音楽に触れるようになって、自分のなかでアイドルはアイドルで、音楽は音楽という区分があるんだなというのも最近の自覚。音楽から入ると人に興味を持たなくて、人から入ると音楽というかパフォーマンスにもMVにも興味をもつ。世に言う顔担という括りになるのかな。顔というより人、という感覚なんですけど。
人から興味を持って、音楽がハマるとすごくハマる。
でも音楽より人。ステージに立つ人とそれを売ろうとしている人たち*4に興味があるし、ステージと売り方に誠意と特にいい変化を感じれば、めちゃめちゃに好きになる。だから2年目から5年目あたりがきっと好き。がむしゃらに頑張っているデビュー期から、それぞれが何かを掴んだり、掴めずにもがいたりしながらグループとして同じ方向を向いてステージに立つ…を見るのが好きだと思う。
だから、ステージが見たい。
SEVENTEENとBTSが知識として入口なので、ライブをやるのが当たり前だと思ってたんですけど、彼らはかなり特殊だった。というか、デビューからの年数で考えるとセブチが特殊なのかな…そもそもこんなに日本でライブやるのに日本デビューしてないし…
多くの若手グループはファンミしかしない。あくまで、ゲームやトークの時間を含めたショーケースやファンミーティング。これはかなり衝撃なんですよ。日本のデビュー前後の若手はひたすらライブをやる。規模は小さかろうと対バンであろうとアイドルであろうと、基本的にはライブだ。ジャニーズもゲームや長いMCはあるけど、でもパフォーマンスする時間のが長い。Jrのライブはスタンディングでゲームやトークの時間もない。日本でショーケースやファンミがあったとして「ファンミじゃなくてコンサートやったときに見に行こ」なんて思うと、パフォーマンスなんて見れない。リリースイベントでフリーライブがあることも少ない。見たい時期のパフォーマンスの変化は、簡単に見れない。これは日本だから見れないとかでもなく、本国でも滅多にない。なんならファンミは外国での開催の方が多いくらいの印象。
それに気づいたのは最近で、売り方の違い、音楽の収益構造の違いなのかすごく衝撃を受けている。日本のアーティストは主にライブでのグッズ収益を事務所の収益としている印象で、やっぱり韓国では日本でいうレコード会社がなく事務所=レコード会社だから音源売上も事務所に入るというのが大きい収益構造の違いのかな…などと推測していますが、ちゃんと調べたりはしていません。単純に1曲1曲の振り付けがすごい運動量で、長時間の公演を想定していない、ていうのもあるだろうけど。あとは単純に、国民性みたいなものでライブを見るのが好きな人が少ないのかな…飽きちゃうのかな…でも音楽番組は日本の番組よりよっぽど純粋に音楽番組で、演出もちゃんとしてるのになぁっていう不思議。
個人的な理想でいえば、デビュー1年目2年目くらいのグループはTDCホールくらいの大きさで、1時間くらいでいいのでライブをやってほしい。5000円くらいで…っって…無理なことを申し上げているのは承知のうえです。*5
でも日本でもライブよりCD発売イベント(接触)の方が人が集まる印象がするし、パフォーマンスは音楽番組で見るものという認識なのかな…接触も確かに楽しいんだけどね、パフォーマンスの方が胸アツく満たされるんですよ…
オチもシメもないんですけど、2018年もいろんな人を見たいなと。
いろんな人たちを見て、いろんなことを感じたい。
何を見て自分が何を感じるか、が楽しいのかなぁ。
早速、明日はEXOを初めて見ます。めちゃめちゃ楽しみだしめちゃめちゃ怖い。カイくんという人がめちゃめちゃに怖い。めちゃめちゃに魅力的だから。あんなにアンドロイドみたいな顔*6なのに、表情筋を突き破ってあんな感情が溢れてくる表情で踊る人見たことない。うーん、楽しみ…