きらきらしたものを集めたい。

主にジャニーズ、たまにアイドル。/絶賛事務所担進行形 → 主にK-POP、たまにジャニーズ、たまーーにアイドルへ移行→主にLDH、そこそこK-POP、たまにジャニーズ、ちょっと坂道に移行したみたい。。

関ジャニ∞はリサイタルで誰のハートを掴んだの?

リサイタル終わったからもう書くぞ。書いたるぞ。
 
コンサート・イベントをひとつのコース料理として、会場はお店。シチュエーションとして、屋外のときもあるし、めちゃくちゃ大きい宴会場だったり、こじんまりとした街によくある狭いお店だったり。
これまでいろいろな規模感でいろいろなシチュエーションで、メモリアルなものも含めいろいろなコースを食べさせてきた。
その中でも満足度の高かったコースの美味しいところを集めたフルコースじゃなくてカジュアルなコース料理を作りたかったのかな?と思う。だけど結果的に出されたものは特にメモリアルなコースのメイン料理のつけあわせを雑にワンプレートにしたものだけっていう印象。それを街のカウンター席だけ、あるいはカウンターとテーブル10席のお店で提供していたときのようなイメージで、そこそこの広さの商業ビルのワンフロアで提供された感じ。それも、価格は高級ホテルの宴会場と同じ価格。
それぞれのコースのシチュエーションだったり料理の内容を美味しいドコ取りしようとして、結果的に何をメインとして味わえばいいのか分からない料理を中途半端にしか気配りされないお店で食べてしまった感じで満足感がどこにもなかった。
 
結局のところ、誰に、何を、楽しんでほしかったんだろう。
誰のハートを掴みたかったんだろう?それが全く分からなかった。
その商業ビルがある街の人に、ワンプレートを振る舞いたかったのかな?
結局のところ、その街に住んでいる人もいつもちょっと遠くのホテルの宴会場でフルコースを味わってきたと思う。
それが地元の中途半端な商業ビルでワンプレートをいつもと同じ価格で出されて楽しめたのかな?
 
ってこの例え、わかりづらいな。
「深夜バラエティで結構ウケた企画をゴールデンでまとめてやってみたらスベった」っていうのが直後の感想ではあったんだけど、公演はテレビっていうより、生で味わうものだからお食事みたいなもんかなぁって思ったんだけど。
  
「物理的距離感」というところにこだわったことに満足感を得られた人はどれくらいいるんだろう?
多くのファンがメンバーを生で近くで眺めるために、いつもライブに来てると思われてるなら悲しい。少なくとも私は彼らの音楽を歌を体感できるライブが見たくて行ってる。距離感にこだわるファンがドームやらスタジアムに行くと思ってるんだろうか。
入った公演で私の前にいた子は、気合いを入れたファッションで双子をして来たにも関わらず担当にトロッコで構ってもらえず、その後に遠くでファンとふれあう担当の姿を見ながら号泣していて、結局この規模の方がアタリハズレの差が残酷でこういう人を作ってしまうよなぁって何とも言えない気持ちで彼女越しにステージを眺めました。*1
 
正直、簡単に言えば手抜きにしか感じられなかった。過去の企画寄せ集めで、新曲も企画扱いで、多くの時間をトロッコに乗り、何かに繋がるでもないゲームコーナーをダラダラと進行。なんて省エネな公演…と思いながら見てた。
省エネとはまた違うことなんだけど、自分の入った公演でメンバーが絵描き歌を考えている最中に丸ちゃんが「まだ時間かかるからトイレタイムだよー」って言ったのがかなりショックだった。ステージにいるのに自らトイレタイムって言うの、恥ずかしくないのかなって思っちゃった。この待ち時間は楽しませる気なくてホントに待ち時間なのかって。
それなのに、ファンが喜ぶ企画をしてるんだよ!みたいなポーズでやられているのがなによりもイラっとする。*2高いお金を払って、高い倍率勝ち抜いて、あんなこの数年でやってたことの使い回しの手抜きの内容でハートを掴めると思われてることに腹が立つ。
 
何より、これまでになく自分達の音楽を無下にしていることが悲しかった。
関ジャニ∞の魅力は自分達の音楽に対してのこだわりだと思ってきた。
それをあんなに無下にして「お近づきメドレー」なんて名を付けて歌われたことがショックしかない。メンバーが近くに来ることに浮き足だって誰も聞いていない客席、ファンサに集中して心のない歌声。近くに来たメンバーにあぁキレイだなと思うしかない時間。
バンドの2曲ですくわれた感じはあったけど、2曲だけね。 
 
彼らが八祭も同じようなライブだったでしょ?と思ってるとしたらもう1回映像見直してくれってお願いしたい。
あれは短くても究極にシンプルで自分達の音楽に対しての愛があるライブだった。選曲にしても、アコースティックアレンジにしても、過去と現在と未来が感じられるようなライブだった。あの思い出を今回のリサイタルで塗りつぶさないで欲しい。
 
自分の思う関ジャニ∞のよさが全然感じられなくて、自分の思う関ジャニ∞の悪さがとても目立った。
けど、このリサイタルで改めて心を掴まれた人の方が多いんだとしたらそれはもう自分がその場にフィットしていないということだから、それはもう納得するしかない。
冬のツアーが発表されて、タイトルだけで言えば不安。でもまだ好きな関ジャニ∞が見れるかな?という期待はあるし、そのうちにまた彼らも変わるんだろうとも思う。
ただなんというか、残念な気持ちになる夏だった。
 
ちなみに私が行ったのは長野のみ。
地方で大きめな興業をジャニーズが行うことについて改めて考えさせられる感じだった。
その辺の話は改めて。

*1:まぁ、正直この場合担当が嫌がること(割とモリモリヘア、うちわに落書き、通路にキャリー2つ出し)してたからその通路にトロッコが来ない上にケツ向けられたんじゃ?とも思うんだけど。

*2:これは昨今の選民イベント、みそじいでも感じてたことだけど。