きらきらしたものを集めたい。

主にジャニーズ、たまにアイドル。/絶賛事務所担進行形 → 主にK-POP、たまにジャニーズ、たまーーにアイドルへ移行→主にLDH、そこそこK-POP、たまにジャニーズ、ちょっと坂道に移行したみたい。。

「YOU MADE MY DAWN」にSEVENTEENの美学を思う

SEVENTEENの6枚目のアルバム「YOU MADE MY DAWN」がリリースされました。

 

タイトル曲のHomeを筆頭に「温かく聞いてもらえるような1枚」という言葉に個人的には多少の違和感を感じたりしました。

なので、自分の感覚での感想です。

 

タイトル曲だけを聞いたとき、ちょっと戸惑う曲展開だった。普通であれば気持ちよく盛り上がっていくところでぐっと音を絞る印象があって、盛り上がっていく感情をいなすような感覚。なんて禁欲的なんだ…とすら思った。でもパフォーマンスを見たらファンのコールが入ると印象がかなりかわる。ファンのコールが入るとあたたかいもわかるような気がする。

今回のアルバム、1枚通して聞くと、最初のGood to Meと最後のGetting closerはかなりストレートに男の欲を感じさせる。衣装にもパフォーマンスにも男の色気を魅せるようにしているように見える。その2曲でHomeとHugを包んでいるので、「強い欲を抑え込んで好青年ぶってる」とも感じたけれど、多分そういう次元のことではない。

SEVENTEENが一貫して表現しているタイトル曲の世界線の主人公は「男らしい成長」ではなく「人間としての成長」で、「人として人と向き合っていこう」という姿を作っている。それが彼らの目指すグループとしての在り方で、それが彼らの美学なんだな、という解釈の方がしっくりときた。

ずっと思ってきたことだけれど、他の同世代のグループと比べて、SEVENTEENは衣装において男らしさ(つまりはエロさ)を露骨に出すことが少ない。

BTSのピチピチのパンツに対して周囲に若干引かれるくらい興味を持っているんだけれども、SEVENTEENのシルエットを出させないスラックスにもすごく興味がある。それを選ぶということに興味がある。

年末のアワードから披露しているGetting closerの世界観ではほとんどのメンバーがピチピチの皮パン系を履いていたにも関わらず、ショーケースのHomeでのパフォーマンスはやっぱりシルエットの出過ぎないスラックスを履いてる。これがやっぱりちゃんと意図的に衣装も選んでいるんだ、という確信になった。タイトル曲の世界線においては、SEVENTEENは意図的に男としての色気を封じている。

それが彼らの「人間としての成長」というスタンスの美学なんだろうな、と勝手に納得してしまった。

とはいえ、Oh my!のときはダメージデニムの着用率も高くて衣装に若干開放的な雰囲気があったから、もしかしたら今後の展開は変わっていくのかもしれないけれども。(HomeはOh my!以前の世界線という認識でいるけど違います?)

もちろんタイトル曲以外にはいろいろな世界線の曲があり、3つのユニットがあって、それぞれの色があるけれど、タイトル曲としての世界線の話。

清涼ドルとして世に出た彼らが描こうとしているタイトル曲の世界線の成長は、サンナムジャではなく人間としての成長。紳士的とも少し違う、人としての実直さ、誠実さ。それが到底無理のある上っ面の設定とも感じられないのがSEVENTEENの作り込んできた世界の凄さであり、怖さ。Getting closerのパフォーマンスにしても、彼らの選ぶ選択がいつもフィジカルにもメンタルにもハードすぎてしまって怖くなる時がある。でも決して、心が伴わない人に無理を強いている状態とも思わない。心が伴わない人がいて成り立つパフォーマンスじゃない。怪我や体調によりフィジカル的についていけない場面が発生することはあるけれども、それは心が途切れているわけではないからメンバーもカバーができる。

 

SEVENTEENはメンバーがプロデュースしていることもあり、ビジネスとしてドライに見れない部分があまりに多い。

ビジネスとして成功への最短距離を進んでいるわけではないというのは彼ら自身が理解をしていて、その道を選んでいる。そこにあるのは、音楽を作るものとして、ステージ立つものとしての圧倒的な信念と覚悟と美学……

いつもその信念と覚悟に唸ってしまうばかりなんだけど、こういう楽しみ方を彼らが別に望んでいないのも理解しているつもりで、信念や覚悟なんてものはおいといて、自分たちが用意したものを単純に受け取って楽しんでほしいというスタンスなんだろうな、とは思う。とはいえおいておけるような軽いモノじゃないよ…

ステージやパフォーマンスから離れれば、それぞれ年相応の青年なのもすごいんだけど…

最近のインタビューで「実は2018年は何人かのメンバーが体調が悪かった」と言っていて、そう言うくらいだからかなり無理をしていたんだと思う。Homeが出来た経緯についても「実は…」と数年後に何かメンバーや身近な人のつらかった時期の話をされるのかもしれない。傷や不調はメンバー間で癒しながらずっと進んでいる。こういうところも以前、13人でひとりの人のようだと感じたことにも繋がるんだけれども。2019年もきっとそうなんだろう。どうか2019年を13人出来る限り健やかに過ごしてほしい。(ただの願望

BTS Exhibition 24/7=Serendipity(오,늘)インタビューの感想

BTSの展示でのインタビューが興味深かったのでまとめて、それぞれ気になった点をあげていきます。

※トータルで4回以上はインタビュー見てたと思うんですが、メモれていない部分がたくさんあるので、あくまでニュアンスでみてください。ニュアンスも間違ってそうなところがあればコメントをください。

 

①展示を見に行ったことがあるか

RM:たまに行きますよ。絵画や映像、ブランドの展示会も。昔はつまらなかった史料も今は興味深いです。ALICEやD MUSEUMなどに行きます。

SG:行ったことはあります。設置美術とか…

V 最近行きました。絵画や彫刻とか、照明をつかった展示がよかったです。

JH:行きます。絵画や映像の展示やPOPアートやブランドの展示も好きですね。

JM:行ったことあります。ボ…ボ…(笑)名前は忘れちゃったけどテクニックや表現についての解説があったのがよかったです。自分が個人的に展示をするなら目と手を使った表現が好きです。目は特に奥深いですね。

JK:この前行こうと思ったんですけど、でも行けなくて…(笑)映像なら…絵画にはインスピレーションがわかないから少し動きがある方がいいですね…

JN:行ったことありますよ。…絵画があったり…彫刻みたいなものがあったり…

ここで面白かったのは、絵画にインスピレーションがわかないと話すジョングクさん。足がフラフラしていて、本当に興味がないんだなぁって分かりやすい。あと、ジミンちゃんが自分が好きな表現として目と手を挙げたところ。ジミンちゃんが目にこだわっているのわかる気がする。ジンさんは多分ぼんやりと所謂美術館を思い浮かべてぼんやりと喋ってたという印象…

 

②2度めの展示会の感想は

RM:ぼくは言葉遊びが好きなのでまずタイトルが好きです。聞いている通りの内容ならば、順番も含めてとてもいい内容だと思います。

SG:コンテンツが多くて、これまでのことを実感しました。

V:いろいろありますが、自分達で撮りあった写真を展示することが初めてなので、気に入ってもらえたら嬉しいです。

JH:とてもいいですね。人にもよるかもしれないけど、展示会は開催者が伝えたいことを知ることが出来るから見終わると理解が深まるので気分がよくなります。自分達についてより知ってもらえると思います。

JM:すごいですよね。たくさんのコンテンツがあって感慨深いです。展示をやるのにお見せするものが少なかったら悲しいでしょ?

JK:成長したなと思いました。応援のおかげでここまで成長ができたことを実感します。

JN:初めてやることはいつも「もっとこうしておけば」とかの後悔がありますが、2回目なのでよりよく準備できました。

ここではRMさんの言葉から、この展示のコンテンツや展示会の名前はメンバーが考えたものではないということが知れてよかった。当たり前といえば当たり前なんだけど、ついRMさんが考えてるのかな?とか思ってしまうので。BTSブランディングにはいつでも興味がある。あと、J-HOPEさんが非常に展示会を意義深いものと捉えていることも興味深い。そしてジンさんの「初めて何かをするときはいつも後悔がありますが」という言葉。

 

③私の未来を展示するとしたら

RM:まずタイトルは「ネ、イル」。仕事ですね。将来、本業が何かはわからないけど、働かずには生きていけない人だ。ただ遊んでるだけの生活はできない。「自分の明日」の展示なら、今までの仕事、音楽、集めたコレクション、ファンの方のスローガン、ラップモニの写真も。「自分の未来」も同じようにその時の仕事、コレクションを展示するでしょう。

SG:私の未来…「30歳のミン・ユンギ」。30代のミン・ユンギ。今と少し違うかもしれないし、変わらないかもしれない。

V:未来の幸せについて、絵画、写真、映像…自分の表現を探して作ると思います。

JH:証明写真。20代のJ-HOPE、30代のJ-HOPE、40代、50代、60代、70代、80代、生涯を終わる直前と並べる。年を取っていく様子が面白いでしょう。

JM:未来…将来のことは想像がつかなすぎて思い付きません。ただ、7人でがいいですね。将来もこの7人で。ぼくはこのチームに入って未来が開けたから…今があって未来があると思うので。

JK:ぼくの展示は12坪で十分ですよ(笑)展示するようなものは特に何も…(笑)展示をするなら動機が必要ですね。思い出かな。思い出の写真や映像を展示します…

JN:僕の顔の彫刻を年度別に2016年、2017年、2018年とドンドンンドンと並べましょう。

ここではまずRMさんの展示会のタイトルから入る前傾姿勢。そして、本業が音楽ではない未来もRMさんのなかにはあるということ。驚きはないけれども。そして、真逆に展示出来るものは特にないと言ってしまうジョングクさんが印象的だった。

あと、未来という言葉の距離感がメンバーによって大きく違うところが興味深かった。シュガさんは30歳を未来といい、J-HOPEさんとジンさんの発想は同じだけれど、10年単位と1年単位の差。

 

④ARMYとの未来を夢見て選択した今日の行動は

RM:よりよい未来のために苦労や不便をする選択をします。(「インターネットでこのような言葉を見たんです。」という導入があるが、肝心の言葉をメモれていない)鍛え上げられた筋肉を得るためには苦労してトレーニングを続けなければいけないでしょう?ちょうど昨日ロッテファミリーコンサートがありました。久しぶりのステージで正直疲れましたが、帰って作業場に入りました。もっとうまくなりたいから。いい曲を作りたいから。後悔をしたくないからその選択が明日に繋がると信じています。もちろん僕も人間なので、いつも正しい選択・かっこいい選択を出来るわけではありませんが…*1

SG:昨日のステージがとても楽しくて、ステージに立つことが1番楽しいって実感しました。自分達が楽しんでいるところを見てファンの人も楽しんでくれる。ステージに立ち、音楽を作り、そういうものが集まって未来になっていると思います。

V:距離を縮めたいと思っていて。そのためにも自分の曲をお聞かせしたいと思って、いろんな楽曲を聞いたりして準備しました。本当にうまくいかなくて、もうやめようと思いましたが、それでもファンの方は僕の音楽を聞きたいと思ってくれているので、頑張って作りました。まだうまくはありませんが、自分でもいいと思える曲もできるようになったので、聞いてほしいです。恥ずかしいですけど…

JH:本業に忠実だった。自分の本質を理解して、職業に真面目に取り組むことでしょう。だから今も皆さんに楽しんでもらえるようにいろいろな撮影をしていますね。

JM:共にする人たちがいるでしょう?心意気が大切だと思います。ふふ…必ずやるべきことがあるので、それを1番に考えて、やるべきことを必ずやるように、しています。

JK:Golden closet filmをまた作ろうと思っていて、カメラを買って編集の勉強をしようと思ってます。今日からやります。

JN:本当にいつも一緒にいたいと思っています。そのためにたくさん努力して、努力し続けていい姿でいようとしています。いい姿をお見せすることが、たくさんの時間を一緒にいることに繋がると思うので…努力をしています。

まず質問の内容がすごいなって驚いた。就活の面接かよ…っていう感じで、マンネズの答え方はその圧を感じていそうな雰囲気だった。

この辺りからRMさんの語りスイッチが入ってきた感じで、質問に対して「インターネットでこういう言葉を見ました」と引用をし、分かりやすい例を挙げ持論へ繋げる。こういう語り口どこで身に付けるんだろう…。

シュガさんはここでライブの話が出ることで理由がわかったんだけど、多分前日の余韻がすごくて、ずっと気分よくふわふわしていて、本当に前日のライブが楽しかったんだなって感じられてほっこりした。

J-HOPEさんは、すごく真剣な仕事人の表情で話し出したあとにアイドルのスイッチが入ったようににっこりと笑って「今も撮影しています」とシメたのが印象的だった。

ジミンちゃんは多分質問の理解がちゃんと出来ていなくて、途中で「あってるかな?」という表情で笑ってしまっていた。多分こういうことを答えるのがいいのかな?と探りながら答えていたと思う。

ジョングクさんは、悩むこともなく他のメンバーと違って物理的な手段で答えるところが面白い。そしてGCFをちゃんと作っている。

そして、この質問にジンさんの答えている表情がちょっと普段の表情ではなくて、追い詰められているように感じられてしまった。内容も「努力します」を繰り返していて、まるで自分に言い聞かせるかのようだったのがすごく印象に残っている。

 

⑤ARMYたちの明日がどうであることを望むか?

RM:昔の僕だったら、幸せでと答えたと思います。人が何かについて話をするときに本当にその話すことについて正確に理解して話すことはほとんどないと思いませんか?多くの場合、話をするときにはその人の願望や理想を重ねて話をしています。だから、僕が言えることはひとつだけ。自分の願望を知り選択できる人生を過ごしてください、ということ。それは仕事でもぼくらへの愛でもダイエットでも、自分の望みが何であるかを理解して選択することで、もう少し賢く人生を送ることができると思います。

SG:悩みがないといいですね。生きていく上で、悩みがないのが1番ですよ…(笑)

V:旅行に行ってほしいです。状況によって健康とか、難しい人もいるかもしれないけど、誰かと、旅行にいってストレスを発散してほしいです。

JH:BTSを好きでいてほしいですね。僕は、何かを好きになることはいいことだと思っています。何かを好きになることは、単純に幸せになれます。だから、BTSを好きで楽しんでいてほしいですね。何も考えずに。

JM:楽しみがあるといいですね。楽しみがあると、明日に期待が持てる。生きていて何も楽しみがないのはつまらないですよね?だから、楽しみがあるといいと思います。

JK:それぞれの環境があると思いますが、その環境のなかで、しあわせに過ごしてほしいです。人生はひたすら苦しいことではなくて、続いていくので。*2

JN:日常の幸せが1番です。今日と何も変わらない、特別な日になるのではなく、今日と同じ日常が少し幸せであればいいです。

「僕が言えることはひとつ」と饒舌なRMさんと対照的にはにかんだ笑顔で一言二言で終わるシュガさんの回答が面白かった。人間的な話題にはシャイなんだな…っていう印象。それぞれに出てくるキーワードが興味深い。RMさんの「少し賢く」、ジョングクさんの「ひたすら苦しいものではなくて」という言葉や、ジンさんの日常への強い意識。BTSにとって特別な日が続いた2018年だからこそ、ジンさんの言葉が苦しくなってしまった。

 

⑥愛してくれている人に望むこと

RM:ない。僕は、愛というのは公平ではないと思っています。「私はあなたのことが愛しているのであなたも私を愛しなさい」と求めたくありません。でも「あなたが私のことを愛していようとも私には関係ありません」なんてことは言えません。その事に感謝して、自分が何を出来るのかを考えます。ただ望むことは何もありません。

SG:幸せになってほしいですね。生きることは大層なことではなくて、ささいなことが集まって幸せができているから。そんなに急がないでいいので。

V:健康で幸せでいてほしいです。誰も傷ついたりすることがないといいです。

JH:僕たちを愛してくれる同じくらい、自分自身を愛してほしいです。

JM:辛く苦しいことがないといいです。愛してくれる人が辛く苦しいのは、愛される側も望まないことです。辛さや苦しみがなく心に余裕があるといいですね。そして、生き甲斐があるといいですね。

JK:Love yourself。自分のことを愛してほしいですね。正直、僕は自分のことをまず先に考えるのが正しいと思っています。自分を大切にしてほしいです。

JN:自分を愛してくれる分、それ以上に誰かにもっと愛される人になってほしいですね。

この回答のRMさん、完全にスイッチが入っていて、ずっと膝の辺りにあった両手が肘にいって、腕を組む手前に。そこから手にアクションがついていたのでかなり明確な持論があるのが伝わってきた。飲み会でスイッチ入るとずーっと持論語って全て論破していくタイプの人だ…とキュンとした。

シュガさんの「生きることは大層なことではなくて」「急がなくていい」という表現から今の穏やかな心情が感じられる。きっと昔の自分への言葉だろうと思う。

ここでもジンさんの言葉がすごい。「人からもっと愛される人になってほしい」ってちょっとどう捉えたらいいのかわからなくて面食らう。人として魅力的な人になってほしいという意味なのか、倫理的に人間性を高めてほしいという意味か…

 

⑦今日(オヌル)で二行詞

RM:二行詞~!?オ、今日。ヌル、いつも、青い……?あぁ~~二行詞は…(笑)

SG:オ、今日も明日も明後日も。ヌル、いつも幸せになれ。

V:頭の文字を言ってもらえますか?(オ)今日より明日もっと愛しています。たくさん努力して、いい姿をお見せします。どれだけぼくが愛しているか。*3

JH:二行詞?そうきます?オ……わかりました、掛け声ください。(オ)オーーーー必勝コリア!(ヌル)いつも応援しています!今日はメキシコ戦ですからね(笑)

JM:オ…今日も会いたい。ヌル…いつもそばにいるけど、毎日会いたい。

JK:別の言葉でも発音が似てればいいですか?オ、今日みたいに。ヌル、年を取りますように(笑)似てるから、発音が!

JN:オ、今日もお疲れ様でした。ヌル、いつものようにやれば幸せがくるでしょう。ファイティン!

完全に語りのスイッチが入っていたRMさんが、急に二行詞を振られることで、一気にゆるんで体を反らせながら足を組み頭を抱える様子が大変にセクシーだった…

J-HOPEさんも同様に面食らったようで、急ににぎやかなテンションになっていて面白かった。テテちゃんのはそれ二行詞?って現場でもツッコミが入ってそうな雰囲気があった。*4

 

雑誌などの文字のインタビューを読むのと、インタビュー映像を見るのではやはり、動きと表情、声の情報を得られるのが大きく違う。

インタビュー通しての動きとしては、J-HOPEさんはずっと足を組んで答えていて、ジミンちゃんは4問目までは足を組んでいたのが印象的。

どうしてもジンさんの回答が残ってしまう。2018年のMAMAでの雰囲気、「辞める」という選択肢が1番リアルだったのはジンさんなのかな、と思う。対外的なスポークスマンとしてRMさんの右に出る人はいなくても後悔したくないからと作業場へ通うRMさんはやはり不安が常に取れない人で、自分達がやるべきことに真摯に取り組んでいることの自負があり、不安も見せないJ-HOPEさんの姿と言葉は、メンバー内での精神的大黒柱なんだろうなぁと感じた。

ジョングクさんの、自分の展示についての回答がすごく印象的で、「自分からは何も表現するものを生み出すことがない」という意識、でもそれは多分ネガティブな感情でもなく、自分の特性ではないということと捉えてるように思う。逆に手段を探さずにはいられないくらい、何かを表現したい感情が自分から溢れているテテちゃん。ふたりの特性が両極なのがふたりの魅力だなと思う。

自分の感性を表現する手段を得ているジミンちゃん、まだまだ模索しているテテちゃんと、自分の感性を表現するという感覚はないジョングクさんの対照的なところもきっとグループとしてはバランスがいい。感性的であればあるほど表現に感情が乗るので、感情のブレがパフォーマンスに反映する。ジョングクさんは自分へ与えられた役割のパフォーマンスを表情含めてそのまま体現する感覚だからこそ自分の感情や感性にパフォーマンスが左右されにくくブレが出ない。そういられることはセンターとして素晴らしい特性だと思う。

 

以上、次に彼らがまたこういう展示会をするときに、このインタビューを読み返すための記録。

*1:多分このあとも長く喋っていたと思われる切り方

*2:この回答、"環境のなかで"と"ひたすら苦しいことではなくて"しかメモれていないので自信がないです

*3:ヌルがメモれていません。がオでめちゃめちゃ喋ってヌルが一言だったような気がします。

*4:ちょっとカメラがに映ってないところのざわめきがあった

2018年個人的K-POP楽曲大賞

新年明けましておめでとうございます。

2019年もいろんな音楽聞けたらいいなぁーと思いつつ、2018年の個人的ベストを振り返ります。

まずは去年の記事から。

 

楽曲部門

2018年のプレイリストがこちらです。

‎nyantarosの「2018 BEST」をApple Musicで

そこからの10曲です。

 

10位 SEVENTEEN「Thinkin' About You」

Thinkin' about You

Thinkin' about You

DIRECTOR'S CUTの中でこの曲がめちゃめちゃ好きなんです。イントロ最高。メロディー最高。爽やかなメロディーにサビでミンギュの鼻にかかったクセのある声がめちゃめちゃいいアクセントだと思うんですけどそれが推しの贔屓目だったらごめんなさい。でも音がシンプルな分、本当にメンバーそれぞれの歌声のクセをめちゃめちゃ活かす歌割りなんじゃないかなぁと思ってます。13人のボンボンイの精でパフォーマンスしてくれたのも嬉しかったけど、普通のVerもパフォーマンスしてほしい。

 

9位 Stray Kids「갑자기 분위기 싸해질 필요 없잖아요(Awkward Silence)」

Awkward Silence

Awkward Silence

2018年、JYPからデビューしたスキズ。若々しくてかわいい曲をタイトルにはもっていかないところ、好きです。この曲本当に曲展開が最高。地獄谷ボイスの岩橋*1のピリのパート少ないですけど、石川梨華ちゃんのそれなので最高。その曲展開を生かしたMVが天才なので見てほしい。仕掛けも多くて多幸感がすごい。

 

8位 NCT U「BOSS」

BOSS

BOSS

これもMVが好きなんですけど、まぁとにかく強い。アルバムが配信される前にMV先行で曲が公開された時点から病みつきになってしまった。本当にかっこいい。ラップもボーカルも不穏なオラオラの中にめちゃめちゃ緻密な感じがある。そしてドライな空気感があのMVにめちゃめちゃ合ってて最高。127より多分わたしはU派です。もっと躍動するルーカスが見たい。

 

7位 SF9「질렀어(Now or Never)」

Now Or Never

Now Or Never

イントロから大好き。かっこいい!!MVもパフォーマンスもかっこいい。みんなのビジュアルもかっこいい。つまり最高。推しは干されていても最高。久しぶりにSF9が普通にかっこいい曲やってる!みたいな反応が多かったし、この曲で1位取れるのでは!?って思ったら惜しくも2位止まりで取れなかったのが悲しみではある…あと、この曲はチャニくんの振り付けで、アルバムの中にジュホ君の作曲の曲*2が入ってたり、テヤン氏が振り付けをした曲もあったりと個々の努力が活動に活きてきてるのでこれからも本当に頑張ってほしい。

 

6位 VIXX「향 (Scentist)」

Scentist

Scentist

アルバムとしてめちゃめちゃ聞いた1枚でもあるんですけど、この曲、トラックがシンプルだと思うんですけど、それがメロディーにあっててメンバーの声がめちゃめちゃ活きてて不思議なほど色気がある曲。MVも作り込んだ世界観で画がきれい。音と画のバランスがめちゃめちゃいいと思っています。

このアルバム出てから2018年のうちにVIXXのパフォーマンス生で見たい!って思ってパシフィコ横浜に行きました。コンサートの構成は好みかというとそうでもなかったけど、ただパフォーマンス自体はやっぱりかっこよかったし、色々な意味で沼が深そうだった。あと、VIXXさんの日本で出したアルバム、あんまり話題になってなかった気がするんですけど、本国曲はそのまま韓国語で、日本オリジナル曲はサブカルチャー系クリエイターがもりもり参加しててすごくいい仕上がりだと思うので聞いてほしい。

 

5位 MINSEO 「Is who」

Is Who

Is Who

MYSTIC Entertainmentから2018年デビューしたソロアーティストっていう認識であってるのかもよくわからないんだけど、TLで流れてきてかわいい!から聞いてみたら、もう軽快なピアノとバイオリンのイントロで完全にもっていかれる。ジャジーなオケに伸びやかで芯のある歌声がたまらない。かつてのEGO-WRAPPIN'の「くちばしにチェリー」みたいな心地よさ…パフォーマンス見たらめちゃめちゃ踊ってて驚いたんですけど、生バンドで見たい。生バンドのパフォーマンスってやっぱ歌番組だとなかなかできないもんなのかな…「The Grand Dreams」もめちゃめちゃいい曲です。

 

4位 Stray Kids 「My pace」

My Pace

My Pace

スキズのリリースしたなかでは1番明るさのあるタイトル曲。曲展開が好き。緩急のつけ方好き。スキズはJYPのグループながらメンバー選びからリーダーバンチャンが行って出来たグループで、楽曲も3RACHAと呼ばれるメンバー3人*3で作っているということがやっぱり面白くて、K-POP界の流行ど真ん中をやってくることがない。そして若さを媚びに使わない。2018年、プレデビューをあわせると4枚のリリース、そしてデビュー1年目なので1枚あたりの活動期間も長い。ほぼほぼ1年中活動しながら制作してる。曲作りの磨かれ方もすごくて、Mixtapeの「Hellevator」から最新の「Get cool」では圧倒的に曲としての仕上がりが違う。いい具合に抜きが作れるようになってる、と思うんだけど音楽的な知識ないので感覚です。JYPの活動のハードさに、メンバーが壊れないことだけを祈る感じで2019年も楽しみにしています。

 

3位 N. Flying 「How R U Today」

How R U Today

How R U Today

エヌフラのこのアルバムめちゃめちゃ好きで、ミニアルバム全体ジャケットの青空の感じが似合う爽やかでちょっと切なくて青春なメロディーに仕上げたバンドサウンドツインボーカル、最高!!!って思ってたのに、あんまり話題になってなかったのかなぁと思ったら年末に別角度でグループが大きな話題に……正直パフォーマンスも見てないのでどなたがグループをやめることになったのかも分かってないんだけど、リリース自体は新年早々されてるので頑張ってほしい…バンドもアイドルもうまければいいではなくて、技術が伴わなくても表現や楽曲に対しての熱量だけが生み出す魅力っていうのもあって、それはその時だけの魅力だから大事なものだと思ってます。

 

2位 SHINee「Lock You Down」

Lock You Down

Lock You Down

3枚のミニアルバムから1枚のフルアルバムにつながる「The 

Story of Light」の3枚目に出たミニアルバムのSpecial trackとして収録された5人のボーカルの楽曲。ちゃんと声の聞き分けも出来ないので5人の楽曲だから…という思い入れではなくて、本当に曲が始まって1秒未満のうちに「あこれ最高の曲だ…」ってなっちゃった。とにかく軽やかに声が重なって重なって重なって重なってるけどすごく軽い。曲の終わりの後味まで一貫して軽くてキレ味がある。オシャレな楽曲に対してどう表現したらいいのか分からないんだけどとにかく隅から隅までオシャレだ!って思った。(語彙力なさ男)すごくこの曲が好きで、こんなかっこいい曲を新しくリリースしてもらえた嬉しいのと同時に、この曲のパフォーマンスを見ることが叶わないっていう事実が重い。でも、この曲が本当に好きなのでリリースしてくれてよかった。

 

1位 SEVENTEEN 「CALL CALL CALL!」

CALL CALL CALL!

CALL CALL CALL!

2018年の1番はこるこるこる!!!!本当にこの曲がSEVENTEENの日本デビューの曲でよかった!この曲については1回書いているのでそちら参照。

ワールドツアーのソウルでのアンコール公演の中で日本語で披露してくれたことも、2018年末のアワードで、韓国語verを披露してくれたことも嬉しい。彼らの中でも2018年の大切な1曲として位置付けられていると思う。

2018年日本デビューしたグループが沢山いて、デビューの表題曲に日本オリジナル楽曲を用意したグループも沢山いるというのが、新しい流れな気がしている。次のSEVENTEENがどんな曲を用意してくれるのかも本当に楽しみ。

 

アルバム部門
NCT 2018「EMPATHY」

アルバムとして1番聞いたのは多分NCTのフルアルバムです。だって、あらゆる角度から強すぎる。

VIXX「EAU DE VIXX」

フルアルバムとして本当にいいんですよ…桃源郷も入ってるのに浮いてない。

N.Flying「How Are You?」

青春の爽やかさと眩しさと悩ましさがつまった1枚。

 

現場部門

TAEMIN Japan 1st TOUR ~SIRIUS~

やっぱパシフィコ横浜でみたテミンコンは本当に衝撃だったので…

次点はSEVENTEENの2018 JAPAN ARENA TOUR SVTです。横アリセンターステージは最高。

 

2017年と2018年を見比べて、自分で違うなぁって思ったところは、K-POPのガールズグループに対してあまりハマるところがなかったというところ。理由としては、日本のアイドルに興味が戻ってしまったからという簡単なものなんですけど、逆に2018年ジャニーズに対してはあまり欲がなかったので常に楽しい方を選択してるのかなぁって感じがしています。

おまけで個人的アイドル楽曲大賞プレイリストを。日本のアイドルもまた楽しくなってまいりましたよ、多分。

‎nyantarosの「2018年個人的アイドル楽曲大賞」をApple Musicで

*1:キンプリの岩橋に似てるのに地獄谷温泉がコポコポ沸くような声という友達の例え

*2:photograph

*3:バンチャン、チャンビン、ジソンがスキズの前から組んでるユニット