渋谷すばると歌。
国技館1日目のライブに参加してきました。今更ながら、その感想。
早めに入ったからもあるかもしれないけど、下手なチケットのもぎりよりスムーズなのでは?というくらいスムーズに入場して升席へ。
プロレスで何度か来ていて、升席でも見ていたんだけど、1面を潰して舞台を作った形での国技館は初めてだったのでとても狭く感じた。
とりあえず国技館でのライブはとても快適で音の感覚もよかった。
独特の高い天井がいい感じの効果があったんじゃないかなーと。
清々しいほどに彼の中のアーティスト像を追求したものだから、彼のペースだけで進むライブ。その日その日の彼の歌にあわせられるプロフェッショナルなバンド。観客に求められる手拍子やコーラス。
前回のツアーでも、元気が出るLIVEでも、渋谷さんの思う気持ちいいライブの流れは決まってるんだろうなぁと思う。盛り上がる曲で始まり、たっぷりと間合いをとって歌うバラード、これこそが!と見せたい楽曲は最後に。それが好みか否かは人それぞれ、なんだけども。
最後にバンドの後ろの幕が落ち、「歌」という大きな一文字が出てくるという演出は、鳥肌を立てるところだったと思う。
変なスタンスでしか書けないのは渋谷さんの世界観に染まれなかったから。
「あぁ、宗派が違う。」と、わりと早い段階で感じてしまった。
やっぱり今の日本で1番宗教的なことが出来るのがジャニーズ事務所なのかもしれないな、とも思った。あらゆる方向で、大衆に迎合する必要がない母数を確保出来ているから。ショーマストゴーオン!も渋谷すばるも宗派が違うけどジャニーズ事務所だから出来たこと。
宗派が違うものに触れる経験はとても新鮮で、楽しかった。
私はここでこれを聞きたかったんじゃなくて、東京ドームで聞きたかった。
気に入ってるならどうして元気が出るLIVEで歌わなかったの?という気持ちにしかならないし、歌わなかった理由を考えると虚しくなる。
これからも渋谷さんがちゃんと歌を歌う場所がソロライブ、ということになるとすれば、結構ツラい。