私のなかでのアイドルの定義っぽい話。
今週のお題「アイドル」ということでせっかくなので。
国民的アイドル、メジャーアイドル、地下アイドル、ローカルアイドル、ネットアイドル?など括りが山のようにありますが、基本的には「自分の世界を人に魅せることができる人」がアイドルであり、その中でも「ステージに立って光り輝いている人」を好きなアイドルとして見ています。
「プロデューサー」「運営」といういわゆる「大人」とされる世界を作っていく人たちと、その世界を与えられてステージに立つ演者という立場があってこそのアイドルという考え方もあるけども、バンドだってシンガーソングライターだって、ファンからすればアイドルだし。
自分で作詞作曲するアイドルもいるし、大人に与えられた世界も自分のものとして魅せてくれるといいなぁというところで。
アイドルの世界で昔から「アーティスト病」と語られるものがあって、それはある程度のキャリアを積んでいった中で、アイドルと呼ばれることを嫌がり、世間の求めるアイドル像を演じることに対して拒否をしてしまうこと。
松浦亜弥さんを応援してた身としては、避けては通れないもの。
ユーミンのラジオでのやりとりをしみじみと思い出すところ。
ちょうど書き起こししているものを見つけたので。
歌唱力があって「アイドルの枠にとどまらない」「アイドルを超えた」なんて言われる子は、わりとアーティストという枠に入らないといけないと思ってしまう。
当時は特に、アイドルサイボーグとしてのあややがあったから余計に。
アイドルはやっぱり求められし永遠の少女であって、いつかアイドルというフォーマットから抜けなくては私は私じゃなくなる。
そういう焦りがどうしてもできてしまうよね。
ジャニーズについては求められ方が違うので、アーティスト病を煩ってもジャニーズとして生きていける。
音楽に対しての気持ちが強くて、アイドルという枠に対しての葛藤を抱えるメンバーは沢山いる。
折り合いを付けられなくて辞めるメンバーもいる。
ただ、音楽に対してこだわりを持った上で、アイドルの枠というのを正面から楽しんで「ずっとあなたたちのアイドルです」っていうところに至れる人もいる。
そこに至ってしまえば、自分らしくいて、いろんな経験をして、音楽に反映させるっていうこともできる。
男の子のアイドルは若い芽が根を張り、大木に育っていくのを見るのがいいんです。
とはいえ、最近は女の子のアイドルというフォーマットも決壊していて、アイドル像自体が過去のそれとは違っているからアーティスト病も起こりにくいけど。
個人的には、自分が女だからもあるけど、恋愛についてはどうでもよくて。
それに伴って悪いことさえしてなければいいです。
とはいえ、それなりには嫌だなぁって思っちゃうから、一旦18歳で区切りたい。
18歳以下に対しては素直に凹む。18歳以上はまぁそうだよね、と思う。
(俗世間で言えば15歳がボーダーだとは思っていますけどね…)
20代半ばの女の子に向かって処女でいろっていうのは不健康な要求だと思ってる。
「かわいくなきゃアイドルじゃない」っていうところについては、好みの問題なのでなんとも。
要は雰囲気かわいいでいいんですよ。
普段は地味で普通だけど、ステージに立ってパフォーマンスしてるとすっごいキラキラしてる!!!!とか結構好きですし。
センターはセンターなりの美しさが欲しい。けどセンターだけがアイドルじゃない。
最近分かったこととしては、私はやっぱりステージを見て高まるものが好きだ。
うまいとかへたとか以上の高まり、昂り。
ステージから放たれる各々の世界の表現に、そのステージへ集まる熱気と集中力。
音楽のステージだけでもなくて、それはプロレスも同じだったりする。
それが自分にとってのきらきらしたもの。
自分では発することができないから、人が発するきらきらを集めたくて現場に行く。
人のきらきらを食べて生きています。