個人的K-POP楽曲大賞2017
怒濤の2017年、ジャニーズ楽曲大賞にもアイドル楽曲大賞にも投票できるほど聞いてない…
いろいろな思惑が入り乱れすぎるから誰かが音頭をとって開催することは不可能だろうと識者が口を揃えていうK-POP楽曲大賞。ということで、個人的にやりましょう。
まず、Apple Musicでプレイリストをつくりました。
正直これ作るだけでもめちゃめちゃ楽しい。曲順とかも考えていくのめちゃめちゃ楽しい。
で、ここから10曲選びました。一応ランキング形式で書いてみます。
10位 EXID 낮보다는 밤 (Night Rather Than Day)
[EXID(이엑스아이디)] 낮보다는 밤 (Night Rather Than Day) Music Video - YouTube
大人ビッチ系*1EXIDさんのめちゃめちゃいいアーバンなミニアルバム、Eclipseのタイトル曲。Up & Downの挑発的な感じじゃなくてしっとりアーバン。基本的にはさっぱりめの歌声のなかにLE姉さんのラップがクセになりますよね。梅雨時期のちょっと憂鬱な時にぴったりでよく聞きました。
9位 VICTON EYEZ EYEZ
VICTON 빅톤 'EYEZ EYEZ' M/V (Performance.ver) - YouTube
好きなんですVICTON…楽曲どれもいいんですよ…EYEZ EYEZが特に好きです。最後の最後に転調で余韻入れるのとか最高。分かりやすいK-POPの王道路線って感じなんだと思うんですけど、メインボーカルのスンシクの声は優しくて張りがあってすごく特徴的。ラップのハンセもクセが強くて好きです。メンバーみんなかっこいいしかわいい!なんだけど、なかなか事務所の方針なのかパフォーマンスとか活動の仕方とかはゆるふわなので…2018年もがんばって欲しい…ショーケース行った翌日に渋谷でたまたまスンウとビョンチャンに遭遇したのは2017年最高に沸いた案件でした…
8位 PRODUCE 101 season2 나야 나
PRODUCE 101 season2 [단독/최종회] 나야 나 Final 생방송 무대 170616 EP.11 - YouTube
やっぱりプデュの年ですよね。アトノリで、なおかつ全部は見きれてないんだけど、パフォーマンス動画見てるだけでも楽しい。というか、サバイバルオーディション番組でオリジナル曲が用意されて、その楽曲も配信されてという世界がすごい。そしてその曲がどれもいい。season1のPICK MEもだけど、象徴とする曲の圧倒的なインパクト。問答無用で盛り上がっちゃう。自分の2017年プレイリストを考えたときに1曲めはこれだなぁってなりました。
7位 PRISTIN WEE WOO
[M/V] PRISTIN(프리스틴)- WEE WOO Dance Ver. - YouTube
もう本当にイントロが天才。「We are PRISTIN!」ってはじまるデビュー曲とか最高。本当にイントロって大事!プンプーンなサビも最高!振り付けもかわいい。やっぱり遊びのある感じがPLEDISらしいって感じなのかな?と思ったりします。ナヨンちゃんのスタイル、キョルギョンちゃんの顔面、イェハナちゃんの笑顔…本当に戦闘能力が高い!We are PRISTIN!って言うことでハイカーストの仲間入りした気分になれるの楽しい!
6位 GFRIEND 귀를 기울이면 (LOVE WHISPER)
여자친구 GFRIEND - 귀를 기울이면 (LOVE WHISPER) M/V - YouTube
夏場はヨチンちゃんにめちゃめちゃ癒されてました。自分の本国の推し*2があまり自分の求めてる路線じゃなくてモヤモヤとしていたときに、とてつもなく心に染み渡りました。爽やかで爽やかで、でもしっかり踊ってくれる。DLHもなくなってしまった今、日本でもヨチンちゃんは人気になるのではとも思うけど、こういう路線のアイドルを好む人はK-POPアイドルへのアレルギーもありそうな気がするから難しいのかな…とにもかくにも大好きな1曲です。
5位 Wanna One Burn It Up
[Wanna One - Burn It Up] Debut Stage | M COUNTDOWN 170810 EP.536 - YouTube
EnergeticよりBurn It Up派です。めちゃめちゃ好きです。強いアイドルソングで、超強いワナワンにぴったり。カンダニエルがセンターという布陣として見た時にEnergeticはちょっとピンとこなくて、こっちはカンダニエルのセンターが似合う。そもそもラップ担当がセンターって難しい話なんですけど。あと、楽曲としてパフォーマンスありきで作られてると思っていて、間奏の部分などの余白が大きい。それがパフォーマンスとして映えるポイントになっていてパフォーマンスに沸ける。MAMAで見れて本当に沸きました。後々の若い子たちのカバーが楽しみになるマジ名曲!
4位 BTS (방탄소년단) 봄날 (Spring Day)
BTS (방탄소년단) '봄날 (Spring Day)' Official MV - YouTube
2017年の象徴として語られるのはきっとBTSとワナワンだと思います。にわかであってもBTSについては度々書きたくなるくらいに本当に魅力的。彼ら的にはビジネスサイドだと思うんですけど、私はこっちのBTSが好きなので、これからも定期的にこういう楽曲を作って欲しい。ジンさんの声の柔らかさとテテちゃんのドライな低音、ジミンちゃんの情緒の強い高音とジョングクさんのブレのない芯。ラッパーラインの強さが核なのは100も承知ですが、ボーカルラインも個性がはっきりしていていいんですよね。多分、そうなるように個々磨いてきた結果だと思うんですけど、本当に隙なく強いグループです…
3位 우주소녀(WJSN) HAPPY
個人的に、ヨジャドルで圧倒的優勝の1曲です。イントロから神。徐々にテンションのあがっていくイントロからのHAPPY!って完璧。隅から隅までかわいい!HAPPYって本当にそのままなタイトル!宇宙少女isHAPPYでかわいい!です。語彙力なくなる曲というか、本当に語彙力が要らない曲というか。HAPPYでかわいい、ただそれだけであることの強さです。宇宙少女ちゃんパフォーマンス力、歌唱力とかを引き合いに出すと多分弱いんですけど、ただひたすら13人がそれぞれのベクトルですっごいかわいい。アイドルとしてそれだけで戦えるということはそれもまた戦闘力。この曲でピンク髪になったスビンちゃんに落ちました。好きです。
2位 SF9 O Sole Mio
軽い気持ちでお気に入りグループだったのが、完全に好きに至ってしまったのはこの曲のせい。というか、このミニアルバムのせい。コンセプトがビジュアルと楽曲とMVとパフォーマンスとブレがなくて特徴的でめちゃめちゃキャッチーで最高です。ジャニーズには数年に1曲は作られるラテンテイスト、アイドルがやるラテンテイストってめちゃめちゃアイドルらしくて好きなんです。伝わる表現になる自信はないけど、アイドルだからこそいい感じに使えて、なおかつ雰囲気が作りやすい。それをブレがなくMVもパフォーマンスも仕上げてくれているのが素晴らしいんです。16年デビュー組のなかでも絶えず各国のKCONに参加して、すでに日本でもCDをバンバン出して、馬車馬のように活動してる印象なんですけど、それが力になってるんだな…って感じられてグッときちゃったんですね。本当に名盤なので1回ミニアルバム全部聞いて欲しい…
日本語Verについては、歌詞はすごいジャニーズ的でハマってるんですけど、MVがドイヒーなんですよね…スタジオでのダンスショットが本当にドイヒー。とはいえ、アルバムもわりといい感じにまとまってますので是非聞いてみてください。
1位 SEVENTEEN 박수(CLAP)
めっちゃ!好き!めっちゃ!好き!めちゃめちゃ気持ちいい曲です。イントロのギターから最後までめちゃめちゃ気持ちいい。このBPMが心地よい。本当に2017年ベストプレイリストの最後はこれしかなかった。ロックテイストが合うんですね、セブチ。13人がひとつの塊となって大きくなったり小さくなったりとうねる感じの振り付けが印象的です。1サビのホシくんの躍動感、2サビのすんちょりの凄み、ラスサビのウジさんのキレっていうリーダーズをトップにおいたサビの作り方が最高。アドリブがあるのも楽しかった。とても好きな曲の1サビで推しが活躍するのも最高です。フルアルバムとして、どの曲もめっちゃ好きでMVもどれもいい。パクスのMVは歴史に残る素晴らしさだし個人的には伏線含めセブチで1番好きです。楽曲、映像のよさを考えるとパッケージというか装丁がもったいないなーっていうのが正直なところです。ちょっと買わせるためだけのパッケージ展開な感じがして、アルバムの印象がブレちゃった気がします。装丁、グラフィックデザインの部分もいいデザイナーと仕事が出来るようになることを祈ります。
と、10曲!選出してみた。男女5曲ずつは難しかったので混合にしました。SM系が入らないのは長らくGoogle playmusicを使っていたため、SM系がほとんど聞けなかったのが大きな要因です。今はAppleMusicなのでSMは聞けますが、SF9は過去の本国の音源が配信されてなくてPENTAGONも追加されなくて…みたいな部分があり大変悩ましいです。
ちなみに、AppleMusicで1番聞いたプレイリストはこちら。
KCONで見るまで本当にブロビさんのこと全然知らなかったんですけど、KCONで見たライブが本当にかっこよくて、MAMAのZICOさんもかっこよくて、ライブの人たちなんだろうなぁと思います。いい具合の反骨心とかを感じる音楽で、通勤時に聞くと「いっちょやったろうか」みたいな気持ちになります。HERが最強ですがメロウな楽曲もいいんだなぁ…AppleMusicは「はじめての○○シリーズ」が間違いない選曲でいいですね。
そんな感じでもうAppleMusicなしでは生きてゆけない体になってしまったので、CDをとりこんでiPodで聞くのがマジめんどくさい…です。ジャニーズも早く配信してください…*3
2018年もいろんな曲に出会えるの楽しみだ!
別れの悲しみを受け止めきれないときに。
大切な人との別れに、悲しみが溢れることは当然です。
今は不思議なほど何も感じない人が、ふとした時に溢れてくることもあります。
溢れてきたときには、悲しい、さみしい、つらいと声をあげて泣いてください。
沢山泣いても沢山泣かなくても涙が出なくなった自分を薄情だと責めないでください。
大切な人の大切な思い出を後悔で埋めないでください。
後悔でその人を強く心に留めようとしないでください。
その時のあなたにとって支えとなった、とても楽しかった思い出は楽しかった思い出のままでいいのです。
後悔で埋めて苦しい思い出に書き換えてしまうと、思い出すことも苦しくなります。
かつて自分の支えであった大切な思い出を、苦しみにしてしまう必要はありません。
強い後悔で苦しまなくても、大切な人があなたの中から消えることはありません。
あなたの大切な人は大好きな姿のまま心に生き続けます。
強い後悔で、心に生き続ける大切な人を思い出さないようにしてしまうことは、大切な支えを失ってしまうことになります。
過去の思い出はいつだってあなたの支えになります。
大切な思い出をどうか後悔で上書きしないでください。
すぐに向き合うことができないときは、大切に保管してください。
いつかふと、心のなかにある思い出を取り出すことができます。
ずっとこれからもそれがあなたの支えになります。
どうか、悲しみと後悔を間違えてしまわないでください。
どうか、悲しみのあとにはたくさんの感謝を。
目の前の日常に色が戻ってきたら、その色を、その温度を感じられることに感謝を。
突然ポエムを書き連ねましたが、自分なりの別れとの対処法です。
そろそろ落ち着いてきた人が多いのかもしれないですが、悲しみの波は人によってタイミングが違います。少し経って、突然実感がわき、悲しみに溺れてしまう人もいるので。
故人の美しさだけを残さなくてもいい、という考え方もありますが、手元にある思い出が美しいものであれば、それを大切にしてほしい。
世間的に風化していく話題となっても、自分の中の思い出が風化していくことはありません。
よく、故人は自分のなかで生きているという言葉を言いますが、私も身近な別れでそれを体感しています。
どんな関係であっても、故人の前では誰しもが無力です。誰を責めても、残るのは消化されない後悔です。
無理に悲しみを早く消化する必要はありませんが、後悔を蓄積させることだけはお勧めしません。
これからを後悔にしない選択をしてください。
でも日常も大切なものです。自分の日常が日常であることも当たり前じゃないことを忘れないでください。
個人的な思い入れで、かつてのhideちゃんのときを思い出したりしていますが、ジャニーズではこういうことに立ち会うことがなかったし、SHINeeさんは9月に東京ドームで見たばかりで、楽しませてもらったばかりで、ファンと呼べる心持ちでなくても、本当に悲しい。
散々東京ドームでコンサートを見てきたのに、あんなに興奮したことはないくらいに興奮した演出がいくつもありました。
来年のツアーも発表されたし、どうにか年内にアウトプットするぞ…と思ってた矢先です。
4人のステージとはいえ見に行けて本当によかった。
これからも真摯な作品をステージをひとつひとつ大切に感じて生きていきたいなと、改めて思う2017年の年の瀬です。
BTSはどうしてこんなに精度が高いのかと思わずにいられない
まぁとりあえず、聞いてほしい。
関ジャムで福山雅治が家族になろうよを作ったときの話をしていて、「カラオケで沢山の人に歌ってほしいから音域を広げすぎないようにした」と言っていて衝撃を受けた。
「完成した音源は必ず普通のイヤホンで聞いてる。自分も普段からいいオーディオ機器で聞いたりしてないし。」という話も。
福山雅治は「自分は何も特別秀でたものがないから、歌手だけ、役者だけ、が出来ないからいろんなことをやらせてもらっている」という話していた。一般人からしたらハァ?????秀でたものしかないじゃないか!!!!となるにはなるんだけど、敵わない相手として挙げた槇原敬之を考えるとなるほどとなる。福山雅治の今は多分彼のコンプレックスからくるとてつもない努力で作られている。
それを思い出すようなBTSのシングルだった。
BTSというグループに対してとてつもなく興味深いという感情で、好きとか嫌いとかじゃなくて彼らの活動がビジネスとして興味深すぎる。
熱意を込めてメッセージを込めて作品を作っても売れきれなかった時代を越えて、まず売れることを選んだ。まず自国の大衆に受け入れられるためにはどういうアプローチをするべきかを考えて作られた花様年華シリーズ。それが正しく売れた。国内で正しく売れて、次のアプローチを世界へと向けている。
日本でリリースするにあたって作られたオリジナル曲「Crystal Snow」。
正直この数年で1番の冬曲といっていいくらいにめちゃめちゃいい曲で、は????なんなの????最高なんですけど????こんなことも出来ちゃうの????って思ったくらいにすごい。
だって、MICdropともDNAともアプローチが全然違うんだもん。とても聞き取りやすい日本語の発音になってるんだもん。そうなると多分前の2曲は意図的に聞き取りにくくしているということになる。
それに、何よりちゃんと日本の冬曲であるとということ。イントロの時点であぁ、日本の冬曲だってなる。
多分、日本の冬曲はすごく分かりやすいフォーマットがある。音楽的な専門用語もわからないけど、いわゆる冬の名曲といわれる曲には共通点が多分ある。雪の降る雰囲気を感じさせる優しい音でフェードインするイントロ、哀愁のあるAメロから後半に向けてドラマチックに高音域を歌い上げるような転調で展開していく。きっとそういう分かりやすいフォーマットがある。日本の人に作ってもらってるからそうなる、わけではない。きっちりとしたオーダーがなければここまでの精度はない。少なくとも小手先で「こういう感じでしょ」というレベルのものではなく、きっちりいい曲になるように作り上げるまでやっている。それを共にやりきるプライドと、力がある。
目的に対して深い分析とリサーチの上で、協力を仰ぐ先についても限りなく正しい選択をして、その選択を正しい選択だったという結果にもっていくだけの努力をしている。想像がつかないくらいの戦略のための分析と努力。憶測にすぎないけど、でも何もせずにこんなことが出来るわけがない。
今まで、日本しか見てなかったから、20代半ばの男の子達がここまでのことをやる姿は見たことがなかった。もちろん、韓国で考えてもここまでのことをやる子達はそういない。世界で見てもここまでやる子達はそういない。と思う。だから、売れている。
こんなにBTSというグループに感動をするのに、熱く語りたくなるのに、自分はARMYかっていうとARMYじゃないんだよなぁ…多分突き詰めると宗派が違うという結論になるんだけど、ただひたすらに興味深い。同じ時代を生きていることが本当にラッキーだ。