きらきらしたものを集めたい。

主にジャニーズ、たまにアイドル。/絶賛事務所担進行形 → 主にK-POP、たまにジャニーズ、たまーーにアイドルへ移行→主にLDH、そこそこK-POP、たまにジャニーズ、ちょっと坂道に移行したみたい。。

2017 Mnet Asian Music Awards in Japanへ行ってきた話

K-POP界に足を踏み入れてから知る世界のひとつに、アワードというものがあります。その年その年の楽曲、音源、アーティスト、MVなどについて賞を与える授賞式であり、そこでのパフォーマンスは壮大な演出がウリ。

そのアワードを代表するMAMAことMnet Asian Music Awards。例年は香港で開催されていたんですけど、今年はベトナム、日本、香港での開催ということで、これは行くしかない!!!!と行って来ました平日の横浜アリーナ

 スタンド席だったので本当に俯瞰ですが、冒頭からBoAちゃん、BoA曲カバーでTWICEとセブチ、BoAちゃんとミニョンさん…とか本当にうぉーーってなりますね。日本におけるK-POPの祖であるBoAちゃん、ハロヲタ時代から松浦亜弥さんの親友として馴染み深い存在です。今年は本当にプデュの国民プロデューサー代表としての姿が印象的だけど未だにバリバリ現役ですからね…すごいよ。ハローの同期はみんなご隠居だからなおさらすごいなと思う。

で、いろんな方が出演しておりますが、やっぱり日本向けの企画としてIOIとAKB48の共演ですね。

賛否あるようなんですけど、めちゃめちゃ無駄のないいいコラボだったと思うし、AKB側もメディア選抜ではない現場に強いチーム8メンを中心に揃えてたみたいなのでよかったのではないでしょうか。現場環境だけのイメージだけど、チーム8は撮影可現場が多かった*1のでどの瞬間も写真に撮られる可能性があるという緊張感に鍛えられてる気がします。あと、やっぱりAKBは衣装です。大舞台の衣装はやっぱり日本最高峰のクオリティですよ。今回もすごくいい衣装でした。布の量といい、柄といい、ほどよく品よく豪華でよかった。

[2017 MAMA in Japan] AKB48&CHUNG HA&Weki Meki&PRISTIN&fromis_9&Idol School Class 1_IT'S SHOWTIME - YouTube

なんやかんや言っても、日本のアイドルの衣装のフォーマットを変えたのはAKBだし、ビジネススタイルを変えたのもAKBだし、総選挙がPRODUCE 101という番組の着想に繋がってるわけだし、来年はそれを48がまたやるっていうところも秋元康はやっぱすげぇなって思います。一定量叩かれたとしても、一定量より大きな量の一般層はPRODUCE101を知らないだろうし、経済的に動かせる諸々考えたら乗っかる方がいいと考えられるところがやっぱりすごいんだなぁ…*2

 そして前半、会場の空気をグッと変えたのはZICOさんですね。唯一バンドセットでのパフォーマンス。帽子を目深にかぶり鏡に向かって歌い出すANTIの暗くて重厚感あるパフォーマンスからカラフルなダンサーを従え蛍光グリーンの髪の毛を輝かせてのArtistは会場を一気にひとつにしていてかっこよかった。カリスマといわれるのがわかるライブ巧者。KCONで見たBLOCK Bも本当に楽しかったもんなぁ…と次の日はずっとZICOさん聞いてました。

[2017 MAMA in Japan] ZICO_ANTI + Bridge - YouTube

2017MAMA [2017 MAMA in Japan] ZICO_Artist 171129 EP.25 - YouTube

 

で、日本でのMAMAは、本当にPLEDIS感謝祭だった。

SEVENTEEN、PRISTINにNU'EST Wという所属アーティストにアイドル学園という番組からのユニットfromis_9が初披露になったんですけど、これもPLEDISのプロデュース楽曲でした。アニソンにしてほしい楽曲でいい!ってなるし。PLEDISにはPLEDISのクセがあるよなぁって改めて感じる楽曲です。

2017MAMA [2017 MAMA in Japan] fromis_9_INTRO + Glass Shoes 171129 EP.25 - YouTube

で、まぁSEVENTEENさんはなんとまぁNU'EST Wとコラボの楽曲を初披露っていうすごいことしたんですよね。既存曲をコラボじゃなくて完全なる新曲。HEAVENです。

[2017 MAMA in Japan] SEVENTEEN&NU'EST W_HEAVEN

いやいや、いやいや、いやいや、えげつな!!!!ってなりました…こういう世界観、PLEDISのオハコなんだろうなぁと。17人での郡舞で、それぞれの見せ場があって…同じ事務所とはいえ、双方カムバック活動があってこの仕込み…しかもSEVENTEENはフルアルバム作ってこれだし…さすがに振り付けはホシくんじゃないらしいのですが、そこまでやってたらホシくん過労死するよ…

これもまた冷静になれないんですけど、本当に自分の席から1番後ろで踊るミンギュがめちゃめちゃよく見えて、本当にかっこよかったんですよ…あぁこの人進化してる…って以前のWild Eyesの動画*3ではミンギュ見てもあんまかっこよく見えなかったのにもう今のミンギュはこういう振り付けもちゃんと踊れる。踊れるというのも振り付けをこなすだけじゃなくて表現が出来る人になってる…っていうことに魂が抜けそうになります。歌の表現力もついてきて、ポイントでの使われ方がよりインパクトを増す。

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見終わってしばらく放心するくらいにはかっこよかった…

これを日本で披露したことについて本国の方はどう思うのかっていうのはわからないけど、日本でのPLEDISって独特の強さがあるのかもなぁと思います。PLEDIS顔と言われる顔選びもそうなんだけど、日本ウケがいい路線。2次元ヲタに響くという話もそうなんだけど、独特の清純さを感じさせる貞操観念というか。K-POPの世界では男は男らしさを、女の子は女らしさを強調して表現することが多いんだけど、それが少し抑えめな気がします。戦略的というよりセブチは多くのメンバーがナチュラルにシャイに見えるんですけどね。シャイな男の子たちって、韓国ではわりと損をしそうだよな、などと思ったりもするけど、少なくとも自分はそういうところが好きなのもあるので、まぁその辺はまたいつかまとまったら書きたい。

前後しちゃうんですけど、SEVENTEENとしてのパフォーマンスの動画見てるとカチャカチャとした音が入ってるんですよ。多分ジャケットのボタンか手首のベルト部分の何かの当たる音をマイクが拾っちゃってたんだと思うんですけど、衣装って改めて難しいなと思いました。いいジャケットだったけど、音出ちゃうんじゃ歌衣装としてはアウトなわけで。ちゃんとマイク入ってるっていう証拠でもあるのですげーって気持ちでもあります。

[2017 MAMA in Japan] SEVENTEEN_Mansae Rock ver INTRO Perf. + CLAP - YouTube

あとはWANNA ONEですね。体感的にはやっぱり歓声の勢いや若さが圧倒的だった気がします。EnergeticとBurn It Upだったのがめちゃめちゃ嬉しかったです。Burn It Up大好き芸人なので。Energeticもミニョンさんのリアルピアノからという始まり方が最高でした。スタイリングがジャニーズ寄せなのか白でまとめてみんなジャケット系だったのでジャニーズみと共にホストみもあって仲間内でドンペリドンペリ言ってました。本当にピンドンが似合う男カンダニエル。私はWANNA ONEはウジン推しなんですけど、生で見てたらソンウンがめちゃめちゃよかったです。パフォーマンスとして魅せ方が好き。細かいところの表情とか首の入れ方*4が好きだった。ちょっとフワフワしちゃってる子もいるなか、いい気合いを感じました。

 [2017 MAMA in Japan] Wanna One_INTRO Perf. + Energetic - YouTube

[2017 MAMA in Japan] Wanna One_INTRO + Burn It Up Prequel Remix - YouTube

トリはEXO-CBXで、TWICEも楽しかったし、MONSTER Xとセブチの絡みがかわいかったり、本当に3時間くらいとはいえお腹いっぱいで楽しかった!!!!って帰ったわけですが、翌翌日の香港でのMAMAをオンラインで見てて「やっぱりMAMAは香港なんだな…」と思い知らされる感じでした。

まぁ見てほしい、このBTSのイントロから。

[2017 MAMA in Hong Kong] BTS_INTRO Perf. + Not Today

ここから

[2017 MAMA in Hong Kong] BTS_Bridge Perf. + DNA - YouTube

[2017 MAMA in Hong Kong] BTS_BTS Cypher 4 + MIC DROP(Steve Aoki Remix Ver.) - YouTube

と続いていくパフォーマンス。このMAMAステージのための仕込みでこれですよ…意味わからないから…EXOもWANNA ONEもそうだけど、翌日のMelon Music Awardsっていうアワードでもまた別でパフォーマンスしてますから…意味がわからないですよ…*5

MAMAのMICdropを見ながら、MステスーパーライブでのBTSのパフォーマンスを想像してウホウホしています。楽しみですね。

香港のMAMAはすごいんだもうなんか前半のSM TOWNのようなSM所属組のパフォーマンスの圧。なんたって1部からテミンさんがDOORやっちゃうわけです。Mステスーパーライブならまだ若手ジャニーズが出てるくらいの時間帯にこの拘束具という世界観。

[2017 MAMA in Hong Kong] TAEMIN_INTRO + DOOR - YouTube

Red VelvetとNCT127のステージとかも最高で。しかしまぁ、前半のトリにEXOがパフォーマンスして、その後にWANNA ONEBTSというのはいろんな感情になる人もいるんだろうけど、自分としてはそこにSEVENTEENがいないことが少し悔しくもあり、そもそもMAMAの表彰対象にノミネートされるだけでも本当にすごいことなんだよな…という気持ちでもあります。好きなグループがそのステージに立ってる姿を見れるというのは当たり前でなくてそこまで辿り着けないグループもたくさんいる。そして、事務所の大きさを越えてトリを務めたBTSの姿はまさに財閥関係のアレコレで大統領が代わった国の情勢を表すようだ…なんて言ったらまぁ怒られるんだろうけど、何にせよすごいって話。

 

日本でも音楽の日とかFNSとか音楽特番はあるけど、そこに表彰はない。せいぜいレコード大賞になるわけだけど、それもさほど盛り上がりはしないし厳かな雰囲気はあれども演出が派手なわけでもない。そして何より海外でそれをやるという発想はない。MAMAのすごいところは海外でやるということ。国を越えて大きなイベントに作り上げるというところで、KCONもそうなんだけど、海外を巻き込んで自国の音楽のトップのステージを披露するってすごいことだよなぁ…という感想です。

で、お分かりの通りMAMAのパフォーマンスはイントロVCR含めてすぐにオンラインに公式が高画質でアーカイブしてくれる。家にいて週末2日間MAMAのパフォーマンス見続けながら反芻してブログ書くということも出来る。いやぁ、深くて楽しい沼地ですね、本当に在り方が全然違うんだなぁ…

来年はMAMAを体感しに香港にいきたい!と思うし、そこに好きなグループが沢山いてほしい。

 

以下余談ですが、sarahahという匿名メッセージ受け取れるサービスを始めてみました。PC用の表示だとサイドバーにいるんですけど、スマホ用の表示だと出てないかな?

Twitterはこのブログの読者数よりフォロワーがいないのでどうせならとブログ用に作ってみました。

あまり反応を気にして書いてるわけでもないけど、いつも好き勝手書いてるので思うことがあればお気軽にメッセージください。

 Sarahah - pinkslip

 

*1:今もそうなのかはわからないけど、初期はほぼ撮影可のイメージです

*2:実際そういうことでもないかもしれないけど。でもそんな気がするという話

*3:https://youtu.be/25DZo9ANEfU

*4:肩を入れるとか腰を入れるとかいうのと同じような意味合いのつもりですが、首の動かし方のこと

*5:このMMAは私の好きなspring dayをやってくれていてこれもまたいいです。https://youtu.be/N07mHrV3DKE

丸山隆平さんとSF9のダウォンさんの話をさせてください。

すごく、すごく、個人的な偏見であり局所的な話をさせてください。多くの人に理解をしてもらえる気はしないけど、誰かひとりでも「SF9のダウォン」を覚えてくれたらそれだけで嬉しいです。

丸山隆平さんについて、いろんな見方があると思うし、ファンとファンでない人で見え方が違うタイプの人だとも思うんだけど、ダウォンに丸山さんみを感じたのは「バラエティーでの第一印象がヤバい」であり「内向的なナルシスト」という点です。

わたしがダウォンという人を認識したのは、ネットで流し見してたALL THE K-POP*1でたまたま流れてきた週刊アイドルという番組でした。SF9というグループ名は知ってたんだけど、その番組を見た結果「SF9なんかヤバい奴いる」となりました。伝わるかわからないですが、一応切り出されている動画を貼っておきます。(Weekly Idol EP.302) A burning battle - YouTube

メガネの坊っちゃんヘアがダウォンです。このシーンだけでなくずっとなんかちょっとボケてはMCにイジられてたんですね。で、Twitterで検索して出てきた集合写真がこれ。
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あれ?いないと思ったらメンバーに抱かれてる。やっぱりヤバい奴だな…ってなりました。こういうシーン、丸山さんもたまにありますよね…

で、日本デビューの時期にラゾーナ川崎でのリリースイベントを見に行ったんですね。そしたら日本語でのMC担当がダウォンで、めちゃめちゃ流暢な日本語でお話しして、そこでまたまぁギャップですよね。CD購入してみたらランダム封入されていた握手券がダウォンで、ダウォンとお話ししたらまぁ本当にしっかりしたお兄さんで普通にかっこよかったです。っていうギャップ。っていうのもなんか「ライブで見ると丸ちゃんてかっこいい…」っていう初見にありがちなやつです。

で、10月に本国でちょっと久しぶりにカムバがありまして、今回の活動でのダウォンの髪型がパーマなんです。ぜひ動画で見て欲しいんですが。
[SF9 - O Sole Mio] KPOP TV Show | M COUNTDOWN 171102 EP.547 - YouTube

あ、曲がとても中毒性があっていいですよね。最高の曲なんですよ。で、今回のパフォーマンス見てて本当にダウォン好きになってしまったんですけど、パーマになってからより一層カメラアピールがいいんです。

そもそもカメラアピール好きな方の人なんだと思うのですが、この髪型になってからの雰囲気がとてもナルシズムに溢れていて好きなんです。

で、気づいたのが、パーマかけるとナルシズムに拍車がかかるのって丸山さんと同じなのでは?ということ。丸山担は結構パーマ好きな人が多いイメージなんですけど、みんな「パーマの丸ちゃんの色気がヤバい」っていうあの感じ。あれだ!と気づいてしまいました。

内向的なナルシストという言葉は自分が勝手に言ってる言葉なんですけど、簡単にいうと「自己愛と自信のバランスが悪く、限られた場面でしかナルシズムを解放できない人」を表現しています。丸山さんももちろん、大倉さんもその筆頭。横山さんもわりとそうだったけど、横山さんは大検企画以降、自分にとっての自信の付け方を覚えた感じでだいぶバランスが取れた人になった気がします。

大倉さんもそうなんだけど、内向的なナルシストの人の共通点として、前髪が目にかかるような髪型になるとナルシズムが解放しやすいという点があると思っています。

大倉さんのスイッチは顔にかかる長い前髪と金髪なんだと思っています。ONE PIECEのサンジ的な時が最強。

で、髪質の問題もあり、丸山の場合長いときは基本的にパーマかけてる印象なんですね。パーマでベース弾いてるときのナルシズムって最強じゃないですか?


そんな感じで、「あーー丸山さんと同じ枠の人なんだ」となったわけです。

あとは、イベントの前半でエンジンふかしすぎて後半にガス欠したり、泊まりの企画で1日目の夜にクレオパトラゲーム*2で頑張りすぎて翌日声が出せないとか。あと、グループのなかではお兄ちゃんの方なので、結構面倒見がいいところがあったりするのも丸山さんぽさだったりします。自分のファンに対して出す包容力のある顔があるのも、丸山さんぽい。

 

うーん、伝わるかな…伝わらんかな…伝わらなくてもいいんだ…書くだけで満足なんだ、うふふ。

今は基本的には明るい前向きナルシスト*3推しているつもりなんですが、長らく大倉担だったし、リアルなところでも内向的なナルシストが大好物みたいなタイプなので、すっかりダウォン*4という人にハマっています。

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たまにこういうセルカを投下してくるんですよ。かつて大倉さんの流出させてしまったあの最高のセルカ的なナルシズムの溢れるセルカ。大好物です。丸山さんも頑張った仕事終わりとか、飲んだ帰りでいい気分のときとか、こういうセルカ撮ってるイメージなんですよね。こういうのを公式でくれるっていい世界ですよね…うふふ。
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メンバーと写る写真は大半こういう顔です。
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なんでこんな格好?ってハロウィンの仮装です。ダウォンはコナンくんです。

で、ひとりの写真だとこれ。
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はーーー内向的なナルシズム!!!好き!!!


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ショーケースのときのこの仕様が、ただひたすら好みだったせいでこうなっている説もあります。本当にこの仕様最高…

 


と、いきなりダウォンについてめちゃめちゃ偏見で書きましたが、普通にSF9さんがめちゃめちゃいいグループなんです。自分の感覚としては「ジャニヲタに肌馴染みのいいK-POPアイドル」という感じです。曲がすごくキャッチーでTHIS IS アイドルPOPSで、ジャニーズでいえばV6とかNEWSとか、A.B.C-Zとかのラインだと思います。そして平均身長180cmの見栄えにアクロバティックな振り付けがある曲もあったり。日本語verは清く正しいオールドスタイルの日本語verでダサいんですけど、それがまたジャニーズ楽曲のようでもあるので肌馴染みがいい。

 韓国での最新の音源がとにかくめちゃめちゃバランスがよくて最高なので是非聞いてみてください。

 12/12に日本でのフルアルバムが発売されます。リリースイベントもあります。ふふふ。

*1:音楽番組のリアルタイム配信だったり、テーマ毎の特集だったりとにかくずっとK-POPアイドルが流れ続けているYouTubeチャンネル

*2:韓国のモッツァレラチーズゲームみたいな前の人より高音を出していくゲーム

*3:小瀧さんとミンギュ

*4:ちなみにダウォンは芸名です。芸名がアイドルとしての人格みたいな感覚なので芸名で呼びたい派です。

アイドルの不変と可変についての話。

すごく偏見による仮説を立てた話をするので、ホンマでっか的なテンションで読んでほしい。前置き長い。

 

2次元ヲタウケするアイドルという枠がある気がしている。そういうアイドルはファンアートが盛んになる。自分のなかでのその筆頭は、ももクロとでんぱ組とPerfume。もちろん裏取りはありません。個人の印象です。ジャニーズはもうファンの母数が違いすぎるのでまた別枠。

共通しているのは、メンバーにつけられた色とキャラクターが変化しないということ。ももクロは髪型は変われど、全員20代になっても、ももクロとしてステージに立つときはももクロちゃんとしてのキャラクターでいて、れにちゃんのポジションも変わらない。でんぱ組とPerfumeに至っては基本的に髪色も髪型も、一般に認知されてからは大きく変えていない。衣装のテイストも基本的には変わらない。48系と坂系は制服制度ではあれど、メンバーの容姿とキャラクターは自発的な変化が許されてる気がするので、入りません。全く触れたことがないからわからないけど、スタダ系男子ドルもキャラクター担当制なイメージですが、実際はどうなんでしょうか。

2次元ではキャラデザが日に日に変化することはまずないし、ファンタジー寄りな世界観であれば見た目の成長やキャラクターの急激な成長を描くこともあまりない。ドラクエでは主人公が成長するし結婚するし子供も産まれるぞ!って言われたらまぁそうなんだけど、ひとつの作品のなかでキャラデザがいきなり鳥山明から天野喜孝になることはないじゃん?っていう話。

そういう変化のなさは、ファンになる際にもキャラクターが分かりやすくて敷居が低くて、ファンからすると自分の好きだったものが変わりなく守られているという安心感があり、「○○は裏切らない」という気持ちになる。ビジネスを考えたとき、そういう不変のキャラクターを与えて、そのなかで過ごしてもらうことは正解かもしれない。

 

一方、それを続けている側には変化してはいけないことへのそれ相応に葛藤があると思うので、私は個人的にはそういうキャラクター固定型のアイドルが苦手だったりします。

与えられたキャラクターに葛藤する時期を越えてやりこなしていく姿がいいんじゃないか!という楽しみ方ができるほど上級者ではないので、自発的なキャラクターではないキャラクターづけは楽しめない。人間としての成長と変化を内面、外見から感じたいタイプです。自分は存在を知ってからハマるまでに時間がかかる方なんですが、それは変化を感じたときにグッとくるからかもしれない。*1

 

かつてのSEVENTEEN、とくにMANSEが、とてつもなく2次元ヲタに響いたというのはほぼ間違いないような気がします。青髪長髪のイケメンというジョンハンさんは2次元の世界観そのものだし、よりどりみどりのイケメンが制服で踊るし、女の子にメンバーそれぞれがアピールしていくMVは乙女ゲーとよく表現されています。*2そんな時代があったけど、彼らは絶えず変化していて、男の子の成長をタイトル曲のなかで描いていて、ジョンハンさんも普通の男の子の髪型になった。普通のアイドル以上に、ビジュアルも世界観も成長を体現している。

好きだった彼らがもう数ヵ月後には大人な姿になって違う世界観を体現しているということは、世界観に不変性を求める人にとっては心地のよいものではないかもしれない。現実の世界の変化スピードと同じように、あるはもっと早く変化していく彼らに置いていかれてしまうような感覚。同世代という年齢で彼らを見ている人がたまに落ち込んだり焦ったりするのはそういうところなのかなと思う。自分も、ハタチ前後であれば彼らの努力が伝わりすぎる分、自分の不甲斐なさが恥ずかしく受け止めるのがつらくなる時があるだろうと思う。年を取っているとそういう部分は自分と重ねなくて済むので楽だったりする。

 

不変と可変、どちらが正解とは言えない。

ただ、どちらにも需要がある。

好きになったグループが自分の好む方であればそれが一番幸せなんだろうなぁという話です。

 

可変志向からすると、アイドルも人間で、ファンも人間で、どちらも年を重ねていけば変化がある。ファンからすると、自分の求める理想からアイドルが離れていくことを悪いことと捉えてしまうことは多いけど、それが本当に悪いことであるとは限らない。ファンの理想と自分の変化とのやりくりの上手い下手はあるとは思うけど、私は変化がある方が面白いと思います。

ジョンハンさんが髪の長い頃の自分が彼にとって少し呪いになっていそうなのは、彼がファンに寄り添いすぎるからかもしれない。ディノちゃんが彼を支えてきたファンに冷たいことを言ってしまうのは彼がいまの自分に自信が溢れているからかもしれない。

 

アイドルにしても、ファンにしても、理想と現実のなかで自分でかけてしまった自分への呪いは自分の手で解かなければならない。解けた呪いは苦くも輝かしい思い出になる、かもしれない。

何にせよ、アイドルとファンに契約はないし、楽しさよりしんどさが勝ってしまうようになったら、そのアイドルとは距離をおく方がいいよなぁと体感で思う。その判断は周りに何か言われることではないし、距離を置きなよと周りが言うことでもない。距離を置いたらよく見えてくることもあるし、逆もしかり。

 

みたいなことを、感じる週末*3でした。

*1:今、めちゃめちゃSF9がグッときてるのは、彼らの活動が血肉となりパフォーマンスに反映されていると感じるようになったからです。

*2:え?見たことない???じゃぁ、とりあえず見ましょう、MANSEのMV。https://youtu.be/9M7k9ZV67c0 

*3:母親のアイドルへの愚痴を聞いたり大手マスターがcloseしたり