きらきらしたものを集めたい。

主にジャニーズ、たまにアイドル。/絶賛事務所担進行形 → 主にK-POP、たまにジャニーズ、たまーーにアイドルへ移行→主にLDH、そこそこK-POP、たまにジャニーズ、ちょっと坂道に移行したみたい。。

MMA(melon Music Awards)2019を見に行った話。

K-POPを嗜むようになってから2017年、2018年は日本で開催された分のMAMAを見に行ったけれども、2018年のMMABTSのパフォーマンス*1見てから、1回は生でMMA見たいゾと思って高尺スカイドームに見に行ったことの感想文。

まず面白いのがMMAは基本的にはグローバル販売されないということ。melon ticketで販売されるけど韓国国内のアカウントからじゃないと買えない。そしてチケットの金額は約1,000円。通常韓国で開催される大規模なコンサートのチケットは日本の金額と変わらない10,000円くらいのものが多いので、高尺スカイドームという会場で開催するイベントなのに1,000円という時点で、このイベント自体で収益を得ようという気持ちが全くない。いつもは見にチケット代を出せなくて行けない層でもチケット争奪戦に参戦できる圧倒的な敷居の低さ。であるにも関わらず、ド派手なセットにド派手な演出、客席全てにリストバンド型のライトとステッカーが配布されている。ドーム規模のイベントをイベント自体での採算は完全に考えずにやるというこの時点でまずすごく面白い。

そんな感じで、海外から行こうとするとオフィシャルスポンサー的なところで割り当てられたご招待チケットか代行サービス。ということで代行サービスを利用。(前置き長い


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ラインナップにプラスしてHeizeさんのステージにゲスト出演したラッパーのクルーのステージがあった。

会場内9割方アミボム*2を所持していて、BTS以外のアーティストでもみんなずっとアミボムを光らせて盛り上がってたのがすごく印象的。

だいたい表彰とパフォーマンス2アーティスト分を交互に、という流れでテンポよく進んでいく感じ。

とにかくドデカイセットが楽しい。
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出演者のなかで個人的に優勝!!!ってしたのはITZYちゃん。

https://youtu.be/PvDDSvpcVHk

休憩明けのタイミングだったのもあるけど、ITZYのネオンが上がっていくというのも好きだし、マーチングバンドアレンジっていうのも好きだし、衣装も好きだし…とにかくかっこよかった。1年目であるフレッシュさもありながらとにかく堂々としたパフォーマンスで、金の衣装がとにかく似合う。マーチングバンドアレンジの品のある華やかさがピッタリ。短い時間ながらまばゆいインパクトが最高!!!!って超興奮した。

同じ新人賞枠1年目での出演のTXTは、演出の仕込み量がすごくて、やっぱりBTSのケタ違いの仕込みはBig Hitという事務所としてのアワードでの方針なんだなぁというのを実感した。演出の仕込みがすごい分、わりと現場ではメンバーのパフォーマンスそのものの印象は薄くなってしまったので難しいもんなんだなぁと思う。

MMAは事前収録のがパートある、というのは聞いてはいたものの、それが別に会場でアナウンスされるわけでもなく織り込まれるので、場内のモニターで流れているそれが収録のものであるということを理解するまでに結構時間がかかったりした。TXTのときはかなり混乱したし、BTSのときはもうずっと混乱してた。

MAMAMOOからパフォーマンス内で割り当てられた時間の短さについてディスられてたのは韓国語理解できないから現地では分かってなかったけど、まぁ確かに「MAMAMOOもう1回出てくるのかな?」とは思った。割を食ったとはいえ、そのディスを含めたパフォーマンスには評価が高まったし、MAMAで思う存分!と思ってたら餅ゴリと組む形でMAMAMOO単体のインパクトはそこまで…っていうのは本当に損な役回り。でもまぁステージの上で餅ゴリのHIP叩けるのはMAMAMOOだけよ…(何の得になるのかと言われたら得にはならないだろうけども)

年末に入る前にプデュの票操作の件が警察沙汰になってしまったがために、MMAもMAMAもプデュ関連についてはノータッチとなってしまった*3なかで、どちらにも出演していたチョンハさんの存在感はすごく印象的。着実に地位を築いている。MMAの翼の生えた玉座から登場もめっちゃよかった。

 

そしてトリを飾るはもちろんBTS

https://youtu.be/k-0v1fNVdas

パフォーマンスの時間配分についてかなり批判もあったけども、個人的にはアーティストの収益に直結しないアワードであんなショーを作りこむための投資できるのビッヒだけでしょ!って気持ちなので何の文句もない。BTSbillboardでベストソーシャルアーティストという称号を得たのも、毎年アワードという場所で披露するパフォーマンスのためにえげつないお金と時間と技術を投資してきたからだと思っている。そこへの投資は結果的に数100倍の回収に繋がっていると思うので、攻めの経営戦略として本当にかっこいい。This is business!!っていう姿勢が好き。

で、今年のMMAでのBTSは、教室でとぐろを巻いていた少年たちが神話となり建国した、みたいな感じ。BTSそのものの歴史を振り返ったものではあるけど、規模感がすごい。途中宇宙にも行ってたから国というより星を作った感じなのかもしれないけど。

MAMAも近いアプローチだったな、という印象なのが去年と違う。「Dionysus」という曲をメインに据える以上はそうなるのかもしれない。

とにかく場面転換がたくさんあって、事前収録とリアルの客席がすごくナチュラルにひとつの映像になったりもして、ほとんどイリュージョンを見てる感覚だった。ポイントポイントの生で行われるパフォーマンスがすごい緊張感と圧なのでそれだけでも本当にすごかった。今回のジミン氏は白いさらっとした衣裳を纏い白い布と共に舞う。踊り子だ…ってドームがジミン氏の舞いに吸い込まれる感じ。MAMAもそうだったけど、休養期間を経て、BTSの皆さんの顔に生気があってよかったなぁってしみじみと思った。

 

現場で見てて改めて、リアルタイムで演出盛りだくさんのステージのパフォーマンスを作っていきながら事前収録の映像を織り込みながらひとつのイベントとして映像に違和感を作らず作り上げていくことの凄さが印象的で、ここに関わることは技術者にとってひとつの目標になるのでは…と思った。それくらいの現場だと思う。

そういう面と、各事務所の予算負担額が気になる。各アーティストのステージについての予算はフルで事務所負担になるのかな?事務所として費用がかかろうとも、MMAのステージでしかできない演出、MMAのスタッフでしかできない演出があるし、そこに予算かけるのはメリットがあるというスタンスで全力なのがビッヒじゃないかなと思う。

一緒に見てた友人に「MMAは配信されるものがエンターテイメントで、MAMAはナマのエンターテイメントの最高峰だ」と言われて、なるほどと思った。今回のMAMAは特にナゴヤドームだけだったこともあって、本当に普通にドームのライブの中継を見ている感覚だった。ライブという意味では、MAMAの方がSEVENTEENの土俵になるのかなぁとは思う。MMAでのSEVENTEENもまた見たい。

ただ、個人的にアワードはイベントとして楽しんでいるのであまりアーティストへの思い入れを持って見る感じじゃなくて、誰がどうステージを作るかに興味があって、すげー!!っていうのを見たい。

2020年のアワードはBTSが出ているかも分からない(少なくともジンさんが入隊するはずなので7人全員では出られない)ので、またきっと全然違うものになっているだろうし、何より2020年こそ香港でMAMAが開催できる情勢になっていることを祈る。

*1:YouTube

*2:BTSのペンライト

*3:そもそもそれが残念すぎる