きらきらしたものを集めたい。

主にジャニーズ、たまにアイドル。/絶賛事務所担進行形 → 主にK-POP、たまにジャニーズ、たまーーにアイドルへ移行→主にLDH、そこそこK-POP、たまにジャニーズ、ちょっと坂道に移行したみたい。。

「センセイ君主」という映画はオトナに効く映画です。

WOWOWで放送されていたのでセンセイ君主という映画を見てみたんですが、あまりの爽やかな多幸感に感動をして勢いだけでブログを書いている。

ヲタクの早口で息継ぎないトークのテンションで読んでほしい。

原作少女マンガは見てないけれど、コミカルな少女マンガの映像化として、演者のテンション、映像効果、ストーリーのまとめ方、全てが本当に素晴らしかった。

 

浜辺美波ちゃんがとにかくかわいい。とにかくかわいい。多分普段はそんなにテンションが高いわけでもない子があの主人公(とにかく真っ直ぐ正面からエンジン全開でぶつかる空回り系女子)のテンションをやりきるのは本当に大変だ。主人公の親友(ちゃんと彼氏もいながらのゴリゴリ腐女子)もテンションがすごい。川栄は本当にこういう少女マンガ作品における"主人公の親友"役がハマるからすごい。適度に少女マンガ的なかわいさ、ぶりっ子も変顔もしっかりやれる。こういう少女マンガ作品は演者がひとりでもノリきれなければあの作品は本当に寒々しいことになる。

佐藤大樹くんの演技も、初々しさが最高ですよね。かわいいけどちょっと地味めなあの顔とあの不器用でいいヤツな役どころがベストマッチ。あの役の演技にあの不器用さに慣れが見えたらちょっと冷めちゃう。普通にあの不器用な役が本当にハマるいいぎこちなさだった。*1

 

あと何よりこの映画のキャスティングが最高と思ったのは各キャストの身長バランス。少女マンガの世界観を作る上でキャストのスタイルにこだわってくれたであろうキャスティングは本当に素晴らしい。個人的に身長へのこだわりが強いせいかもしれないけど、本当に絶妙だった。

華奢で背が低めの主人公とさほど身長の変わらない親友。その彼氏は低身長で見た目がパッとしないけどいいヤツやらせたら最高峰の矢本くん。その2人より若干背の高い幼なじみ。

憧れのセンセイは顔はもちろんスタイルが圧倒的にいい。憧れのセンセイが幼なじみよりスタイルから見劣りしては少女マンガの世界観としてナシなんですよ。

そして完璧スタイルのセンセイが憧れをもっている幼なじみ(超美人ピアニスト)も役柄にぴったりの新川優愛ちゃん。竹内涼真くんと並んだ時の画が素晴らしい。

そしてそのふたりと並ぶと主人公がちんちくりんに見えることがキャラクターの設定として大切だった。

わりとジャニーズで少女マンガ原作のものをやるとこの身長設定がぐちゃぐちゃになって世界観がキマりきらないことがある印象があって、そういうなかで小瀧さんは本当に少女マンガの世界観にぴったりの人だと思う。白衣の戦士も、中条あやみちゃんと並んだ姿が身長差最高!ってなったので。

 

少女マンガのフィクションの世界を詰め込むために余分なリアリティーはどんどこ排除してくれていたのもよかった。主人公たちの家庭の風景がないことが個人的には評価が高い。家庭のリアリティーなんてなくていい。

 

多分この映画は現実のアレコレに疲れたオトナの方が楽しく見れる気がする。現実の何かに繋がってウッとすることもない。とにかくコメディで健全なファンタジーだ。

とにかく誰も裏切りがない。どこかで地獄の展開が来るわけでもなく、みんな真っ直ぐな人で映画としては終わる。そして性的な描写もない。少女マンガ系のものに描かれる不健康な性的描写が苦手マンには本当に清々しく見られる。

かわいい女の子たちのテンションに笑ってイケメンにキュンキュンするだけの時間、本当に素晴らしいデトックスだった。盤でほしくなるくらい、定期的に接種したくなるデトックス映画だった。

 

竹内涼真、好きだ。

*1:ハイローで演技してるのも知ってるけど、そこでの役もわりと似た感じだしうまい印象はないです。