きらきらしたものを集めたい。

主にジャニーズ、たまにアイドル。/絶賛事務所担進行形 → 主にK-POP、たまにジャニーズ、たまーーにアイドルへ移行→主にLDH、そこそこK-POP、たまにジャニーズ、ちょっと坂道に移行したみたい。。

健康でなければヲタクも出来ぬ、という話。

ヲタクとして、ずっといろいろな現場を楽しんできた30代も半ばをすぎて、気がついたら大きな子宮筋腫を育てていた、という話です。

 

自分の下腹部に違和感を感じたのは2018年の夏。寝てるときにお腹に硬いものがあるなァ…と。これは病院行った方がいいなぁと思ったのはお盆。だけどぼんやりと頭に浮かぶ9月のスケジュール。SEVENTEENのたまアリ・関ジャニ∞の東京ドーム、そして関ジャニ∞の台湾公演……

「とりあえずこれが終わってからにしよう」と、実際病院に行ったのは10月初頭。地元の婦人科で軽くエコーで見てもらったらすぐ「紹介状書きますね」というサイズ感だった。病院へ行くタイミングを遅めたことに後悔はしてない。気のせいと思わず行ってよかった、という気持ち。

 

大学病院にお世話になるとなった時に気づかされるのは、大学病院の診察を受けるためには、そのスケジュールが最優先になるということ。初診予約しようにも「2週間先まで取れません」、「初診以外は予約なしでは診察受けられません」「来月まで検査空いてない」などなど。大学病院が自分の最優先現場となった。

病院にもよるけれど、私の行ったところは手術の予約をしてから、予定がたったら電話連絡が来るというシステムだったため、3ヶ月間、連絡がくるまで長い期間当落を待ち続けた。

手術予約をするに至るまでも含めて、半年近くの間「近いうちに手術をする」という状況だったので、ライブや舞台のスケジュールが出る度に行けるか……?となりながらチケットを取ったり控えたり。

自分の場合は開腹での手術しかない状況だったので手術をしたら、約1週間は入院が必要。退院後もしばらくは自宅療養。どれくらいの期間、療養すべきかは体調次第。

緊急入院になることはまずない分、そういう「それなりの期間動けない期間がいつかくる」という前提で暮らしていることはなかなかストレスが大きい。「このライブ行こうよ!」と言われても「(かくかくしかじかで)行けたら!」となるし、「このライブ行こうよ!」と誘いたいときも「(かくかくしかじかで)わたし行けないかもしれないけど!」となる。連絡がきた4月初頭まで人に話すたびに自分で「手術するする詐欺かよ」みたいな気持ちになりながら過ごしていた。

まぁ、そもそも社会人として、会社といつか入る長期の休みのためにその調整を続けないといけないことが大変なストレスになる。*1理解を得るためには関係する人への病気の説明をしなくちゃいけない上に、いつかは明確に出来ないという状況はめんどくさい。

 

子宮筋腫の場合、明確な原因があるわけでもないので予防できるものでもないし、出来る前から分かるものでもないし、そもそも出来ても小さいサイズの場合、基本的には経過観察しかない。経過観察を続けることもストレスになるだろうな…と思うけれども、早期発見の場合のよさは治療の選択肢があるということ。

手術も開腹じゃなく、体への負担が少ない腹腔鏡での手術が出来る。投薬で小さくしていくという手段もある。そして希望の治療法で病院を選ぶことができる。

ただ、腹腔鏡手術を選択すると開腹と違ってやれる病院が限られるので、病院によっては手術実施のタイミングまでにとても時間がかかる。自分のお世話になった病院の場合は2018年の年末時点で2020年になると言われた。正直それくらい待ってでも腹腔鏡でやれるならば腹腔鏡の方がいいと、開腹手術を経験して思う。もちろん小さくても状況によっては開腹が必要な場合もあると思うけど。視野の狭い腹腔鏡では筋腫が取りきれない場合があり、開腹は間違いないという考え方もあるけど。

 

簡単な話、とにもかくにも定期的な検診と保険をちゃんとしておくことが1番大事だということになる。

30代に入ってからお世話になってきた会社の健康診断には、婦人科検診などがなく、子宮がん検診を自治体で受けたのは1回のみ。結局自分の場合は自覚症状が出てから病院へ行ったのでもう腹腔鏡には適応できないサイズだった。健康な時に検診のために休みを使うこと、有給を使うことはなかなか考えにくいかもしれないけど、子宮筋腫に限らず実は何かがある、ということは大いにある。少なくとも今回自分が子宮筋腫となってその話をすると、「私も実は子宮筋腫あるって言われてて」という人が本当に多い。4人に1人と言われているけれど、それより多いくらいの体感。生理痛も生理の重さも基準がわからないので自己診断は難しい。自分のように「寝たときにお腹に硬いものがある」と自覚を出来る状態は多分8cm近いサイズになっていることになる。*2そのサイズになる前に見つけなければ、腹腔鏡含めて治療の選択肢が作れない。だからやっぱり何も症状がない段階で婦人科検診のために時間を作る方がいい。

 

そして保険。何もしてなかった。筋腫です、となってしまってからでは遅い。早いうちに、少しでも貯金のつもりででも少額のものにでも加入するべきだった。

 

今は4月中旬に摘出手術を終え、自宅療養中。

経過はかなり順調だけど、しばらくはおとなしく散歩程度のおでかけで過ごす予定。

行く予定でいたけど結局行けなかった公演もあるけど、SEVENTEENについてはミンギュの誕生日公演を見れて後悔はない。何よりこれから先の5月後半とか6月の予定については「行くぞ!」という気持ちで見据えられるという気持ちの軽さが大きい。

 

年1回の小さな備えが、末永い健やかなヲタクライフを支える、と思う。

と、同時にステージに立つ側の皆様にも本当に健康診断をちゃんと受けてほしい。早期発見、早期治療で末永いステージライフを過ごしてほしい。

*1:自分の場合は治療最優先という前提で転職して楽になったけども

*2:実際自分の場合のサイズは9.8cm