きらきらしたものを集めたい。

主にジャニーズ、たまにアイドル。/絶賛事務所担進行形 → 主にK-POP、たまにジャニーズ、たまーーにアイドルへ移行→主にLDH、そこそこK-POP、たまにジャニーズ、ちょっと坂道に移行したみたい。。

ジャニーズWESTは間違っちゃいない。

もう4月になっちゃったけど、WESTVのオーラス手前の公演を見に北海道へ行って来ました。

今回自分の枠で横アリ全滅で当たったのが北海道のみ。母親の枠で横アリ1公演見て、そこから2ヶ月空いての北海道。

よく考えてみればいつも横アリだけだったので、ツアーを経てきたジャニーズWESTの姿を見たのは初めてだった。「あぁ、横アリとはこうも違うのか」というのが率直な感想だった。

1公演しか見てないから演出に変化があるなしは分からないけど、少なくとも緊張感は限りなくなくなり、伸び伸びとしているけれども緩みはない。よりファンを見ながら楽しんでアレンジを加えていたように思う。

 

ジャニーズWESTは本当に器用だ。

その年その年で新しいアプローチの演出を加えたりすることを怠らない。WESTVでは、桐山さんと小瀧さんの「月詠人」で刀剣乱舞を思わせる殺陣演出を取り入れたり、中間さんと流星の「ONI-CHAN」では、王子様が大渋滞なプリレジェを想起させる妹を慰めるお兄ちゃんバトルをしてみたりする。もちろん全員でも「愛の奴隷」では貴教的にもビックリぽんなHIGH露出衣装を360度で見せつけたりもする。

そういう演出的な部分だけでなく、神ちゃんはフォーメーションを含め振り付けをしたり、桐山さんが曲中のモニター映像のイラストを描いたり、重神濱で楽器で聴かせるパートを作る。

映像も笑えるワンコーナーからひたすらかっこいいもの、ミュージカルに進化するコント、セトリの流れもいつも大正解かよ!ってなる。

横アリで見ながら「本当にジャニーズWESTは器用だ、器用すぎるんだ………」という少しの苦しさを感じてしまった。

全員が歌もうまくて踊れて演技もバラエティーも一生懸命に器用にこなし、本当に1つ1つのステージに真摯だ。そこが好きだ。ただ、そこがきっといわゆる"大ブレイク"という局面に辿り着かない理由なのかもしれない、というフワッとした気持ちが湧いてしまった。

ライブを見ていて、そんな気持ちがフワフワ湧きつつあるタイミングで、重神濱による「間違っちゃいない」が披露されて本当に胸が苦しくなり、そして重岡大毅という存在に対してとてつもなく魅了されてしまった。前ツアーの「乗り越しラブストーリー」も本当にすごく胸を打つものだったんだけど、「間違っちゃいない」という曲は本当にすごい。

重岡大毅という人は本当に稀有なセンターだ。落ち着きなくはしゃぎ回りしょうもないイタズラをしてケラケラ笑う姿は小学生そのものなのに、とてつもなく冷静にメンバーを見ていて、視野が狭くなってしまっているメンバーがいればいつもの調子のままでメンバーの動きや視点をスッと変えることをする。そして、等身大の感覚を等身大の言葉で真摯に言葉にして、真摯に鍵盤に向かい丁寧に歌う。鍵盤との向き合い方は、人が出るな…と勝手に思っていて、信頼しあっている長年のパートナーのように向き合う中島健人さん、何年立ってもずっと距離を詰められず恐々と手を震わせながら向き合う村上信五さん、そして優しく真摯に丁寧に鍵盤と向き合う重岡大毅

日常みのある沢山の葛藤の言葉から「間違っちゃいないんだ」と強く自分に言い聞かせるあまりに素直な歌詞が、はっきりと丁寧に歌われて、神ちゃん濱ちゃんの優しく穏やかなハーモニーと相まって本当に圧倒的な素直さで圧倒的な強さで会場を包む。どんな演出より、圧倒的に強く届いてしまった。

 

そう、ジャニーズWESTの姿勢は、その歩みは、決して間違っちゃいない。

だから、だから、どうか7人でこれからも自分達を信じてその真摯さで進んでいてほしい。

2019年後半、2020年にステージの上から彼らが見てる景色が、これまでの規模と段違いの大きさであればいいなと思う。