きらきらしたものを集めたい。

主にジャニーズ、たまにアイドル。/絶賛事務所担進行形 → 主にK-POP、たまにジャニーズ、たまーーにアイドルへ移行→主にLDH、そこそこK-POP、たまにジャニーズ、ちょっと坂道に移行したみたい。。

加藤シゲアキさんが表現者として拓く道

やっと、録画していた「いのちのうた」を見ました。

BS放送であやめが披露されたというのを見て、それ目当てで地上波放送を予約して、あやめ目当てで再生したのでほぼ本編は見ていません。NHKさんの作るとても真剣にいのちと向き合う番組であることは承知しているのですが、とにかくあやめが見たかったので、あやめを探してスキップや30秒送りを続けていくと「あれ、もう番組終わるじゃん」というところまでいってしまい「まさか」と思ったら最後の最後だった。

とてもとても重いテーマと共に平和といのちと向き合う楽曲で構成された番組の最後に加藤シゲアキのあやめが放送されるということ。

東京ドームのセンターステージで見た気迫とも違う、テレビ用にNHKさんの本気のカメラワークと演出で披露されるあやめ。

ピンスポットのなか床と一体となりながら独白のようにはじまり、立ち上がり群舞を舞い、階段を上り、旗を掲げ、はためかせながら生きていくことを強く誓い、最後の布の擦れる「シュッ」というその音で終わるパフォーマンス。そしてそのまま終わる番組。

あぁ、加藤シゲアキ表現者としてここまでしてもらえるところにきたんだ…って震えてしまった。

 

コンテンポラリーダンスを取り入れた表現をしている人は多分たくさんいると思うし、新しいことではないとは思うけど、彼の世界観は文学的な言葉の世界でもあって、言葉からくる熱量がパフォーマンスに昇華されている。歌がうまいともリズム感がいいともダンスがうまいともいえないけれど、動きのために口パクをすることなどせず、熱量をのせたその言葉たちは強いパフォーマンスになる。

ジャニーズのなかで、NEWSというグループのなかで、加藤シゲアキという人がこの表現に辿り着いて、NHKさんによって素晴らしい演出で放送してもらえるということがすごいことだと思うんです。

加藤シゲアキという人が、ジャニーズのなかで、唯一無二のパフォーマンスをできる人になったということ。

大きな自信でジャニーズ事務所に入ってからたくさんの悔しさや葛藤と挫折のなかで、諦めずに試行錯誤して、イタイとかサムいとかそういう言葉を受けることがあったとしても今の加藤シゲアキのパフォーマンスによる表現はひとつの形として認められるべきもので、認められたからあの番組の最後をあやめで飾られたんだと受け止めていいはず。

 

できることならたくさんの人にあのパフォーマンスを見てほしい。加藤シゲアキから生まれる言葉と動き。そしてJrの群舞。ジャニーズJrってすごいな、とも思ってほしい。*1

加藤シゲアキという人が、ジャニーズの表現の幅を広げる時代がきている。立ち止まらずに、道を拓くことを迷わずに進んでほしい。今のあなたは本当にかっこいい表現者です。

*1:インターネットの大海のどこかには多分います。動画検索をしてください。