きらきらしたものを集めたい。

主にジャニーズ、たまにアイドル。/絶賛事務所担進行形 → 主にK-POP、たまにジャニーズ、たまーーにアイドルへ移行→主にLDH、そこそこK-POP、たまにジャニーズ、ちょっと坂道に移行したみたい。。

続けてほしいという言葉の代償

アイドルは人生の時間を売って人に夢を与えてくれていて、それは紛れもなくお金で買い戻せるものではなくて、二度と戻らない人生の時間。
だから、本人の意思であれば「辞めないで」とは言いたくない。
でも、本人の意思でないのなら、本人の意思がアイドルとしての継続ならば、続けてもらうための手段を探すかもしれない。

この数年、女の子のアイドルをたくさん見てきて、数えきれないくらい「卒業」「脱退」「解散」を見てきたんだけど、辞めるときにみんな「辞めないで」「戻ってくるのを待ってる」って言ってしまう。たくさんの人が集まって送り出してくれる。
その結果、またステージに戻る子がたくさんいる。
「みんなが待っててくれるから戻ってきたよ」と言っても、辞めるのを見送った人の8割9割はもうその子のことを待っていない。

これは女子アイドルとそのヲタクの話、だけど。

ヲタクにとって、その時その時に大事なものはひとつだけだとしても、それがなくなったあとも生きていればたくさんの沼がある。
意図していなくても、気がついたら新しい沼のなかにいたりする。

ヲタクじゃない人にとっては、よりいっそう「辞めないで」という言葉はその場の感情でしかない。
元々そのアイドルに対して興味をもってお金を払って享受してきたわけでもないし、継続したところでお金を払って楽しむこともない。

アイドルに限ったことではないんだけど、民意は基本的に無責任なものだし、その場の空気で爆発的に大きくなった需要は、その空気が薄くなると途端に過去のものになる。
芸能だけでなく、たくさんの商品がそうやって消費されてる。
芸能も商品のように扱われているけど、人間の人生そのものだから、本当にその民意の爆発は残酷なものだと思う。

今のSMAPに対しての民意の空気が怖い。
本当にSMAPを大切に思ってきた人が悲しくなることが、どこかの誰かのメンツや何かよりも爆発的に膨らまされた民意によって起きているような気もする。
気のせいであれば良いけれど。

ファンに総意なんてないし、民意の総意もない。
自分の考えは自分の考えだし、人の人生は人の人生。