ジャニーズにおいて脱退を控えての活動という期間をどう捉えるか。
今日もタメ旅を見ていて、田口脱退という件をガンガンネタにしていくメンバーと天の声のスタイルに笑いながら不思議な気持ちになっている。
現在の女子アイドルにおいて、卒業というものは「卒業商法」とかいわれるぐらいに当たり前のものになっていて、脱退とも違うニュアンスであることは確かなんだけど、でも卒業は早ければ1年ぐらい前から発表されて、それに向けていろいろ段取りをしてラストシングルが出たり、卒業コンサートが行われたりする。
この数年、20年くらいでいってもジャニーズにおいて、そういうものは記憶にない。グループとしての解散を選択した光GENJIはいろいろ解散前にメモリアルなことをしていた記憶はあるけれど、それは解散。SMAPから森君が抜けるときも、発表から1ヶ月もなかった記憶がある。スマスマの森君最後の回で、ひたすら号泣している中居君の姿はなんとなく覚えている。その記憶もまぁいい年の人間だけだよね…
今、KAT-TUNはすごく不思議な時間。
ベスア以降の特番で歌っている姿を見るたび、ブレなくパフォーマンスのキレも表情も仕上がっていて、かっこよくて、意味が分からなくなる。
そして2月にシングルが発売されることが発表されて、これが4人でのラストシングルになるのかは分からないけど、「1ヶ月後に脱退が決まっているメンバーが在籍しているシングル」っていうものになる。PVをどう作るのかも、正直読めない。
辞めるならすぐにいなくなるべきという人もいるだろうし、出来るかぎり4人での活動を残りの時間たくさん詰め込んでたくさん形に残してほしいという人もいるだろうし、今からだってどうにかして撤回してもらいたいという人もいるだろうし、受け止める側の気持ちに何が正解なんてないし、ハイフンさんの中でいろんな気持ちが混沌とし続けるのはどうしようもない。
事務所としても、グループとしても、ここからの時間をどう作るかって本当に難しいと思うけど、さすがにもう決まってるのかな。
本当に歴史的な期間の中にいると思う。
来年の今頃、この時期のことを思い出すんだろうと思う。
でも来年の今頃の気持ちを、今は全然想像することができない。
最近、女子アイドルの卒業だ脱退だっていうものには慣れているものの、それなりに思い入れのあるグループでそういう話*1があると結構感傷的になってしまうもので。
とにかくステージできらきらした時間をくれた人にはみんな幸せになってほしい。
来年の今頃、現KAT-TUNの4人も、ハイフンさんも、赤西さんも、聖も、みんなちゃんと笑ってて欲しいなって心底思います。
もちろん、自分も笑っていたい。