KAT-TUNほど東京ドームの使い方を分かっているグループはない。
言いきれるほど、そんなに東京ドームでいろんな人のライブ見てないじゃん!って言われればそうなんだけど、でもそう言いたくなるライブでした。
昨年のcome hereは本当に一生に一度のアレだったわけですが、今回は東京ドーム40ゲートの最後列で2日目の方を見させていただきました。
GWのWESTの横アリの熱が冷めやらぬうちのKAT-TUNコンで、これはこれでやっぱりKAT-TUNは東京ドームが似合うなと。
多分デビュー後、東京ドームの公演は毎回スタンド後方から楽しませていただいてるんですが、行くたび行くたび使い方がすごいから面白い。
円を4分割したステージがセンターに集まっていく感じとか、全面液晶な中央の小さいBOX状のステージに4人がきゅっと立ってるのもなかなか面白かった。
なんかきゅっとまとまってる感じするんですよね、今の4人。
でもあの4つのステージをたくさんのスタッフが手で押して動かしてるのを見てすげぇって思った。ステージ自体も光ったりする機能を備えてるものだし、電動よりマンパワーの方が間違いないんだろうけどすごいなって。
今回は4人それぞれのプロデュースなコーナー分けがしてあって、亀梨さんの和からの上田君のハードボイルドな流れは本当に最高だった。
亀梨さんほど花魁仕様の似合うジャニーズもおらんな、って思うし、今の刀剣ブームの中で刀持っちゃうところとかさすがだし、刀持ってる中丸さんの顔ヤバすぎたし、モニターを和太鼓にするとかそういう演出もさすがだったな。
そこからのわっるい上田君。わっるい上田君最高だ。
come hereのゲラゲラしながらビンでチンピラ殴るのもさすがだと思ったけど、メンバーの乗った籠をポイ捨てタバコの火で燃やす演出を考えつくことがすごい。
今回はとにかく4人でのステージにこだわった中で、東京ドームのステージをひとりじめしてボイパをする中丸雄一さん。好きですよそういうところ。
最後列とはいえわりとステージに近いところだったのもあるかもしれないけど、東京ドームの天井で生声を聞けるとは思わなかった。
1週間前くらいに肉離れっていう情報が出てた田口もすごくよかったなぁ。本当に田口のパフォーマンスはきれい。昔は動きがデカいだけ系だったのがいつのまにかとてつもなく優雅で遠くから見てもすごく伝わる。
今回、なによりもすごいなって思ったのは生歌にこだわってたところ。
かぶせてるのもあるかもしれないけど限りなく歌っててよかったなぁ。前日結構ボロボロで2日目もリハでかなり歌ってたって情報も出てたけど、それがまた偉いよなぁって思う。
そしてMCの永遠の男子中学生的ワイワイ感も本当に好きだわ…
本当に今の4人のKAT-TUNって真面目だし、志の高さも感じるし素敵。
少年倶楽部プレミアムっていう番組も大きいと思う。あの番組でたくさん自分たちの過去の曲も含めていろんな角度からパフォーマンスをすることを考えたりする機会があることが本当にコンサートに活きてるよなぁって。
あとは大量のJrたち!やっぱりKAT-TUNのバックには大量のJrが似合う!
本当にJrの使い方がうまい。衣装も数パターンあってよかったなぁ。
そんなにちゃんとレッスンしきれてないであろうたどたどしさ、移動距離が結構あるからグラウンドで走って捌けていく姿とか、いいなぁって眺めてました。
いわゆる人気どころのJrはほとんどついていなくて、でもこれだけの人数がいるんだよなぁって言うのをあらためて感じました。
みんな、素敵な先輩のステージに参加させてもらえてよかったね!君たちも素敵なステージをつくるようになるんだぞ!という気持ちで見守らせていただきました。
今回のライブ、急に決まったのも、東京ドーム2日間だけなのも、わりと謎で、ステージでなにがしかの発表があるのでは?みたいな空気があったけどそれもなくてわりとあっさりと終わってしまった感じはあるんだけど、10周年に向けての士気はメンバーもハイフンさんも高まったって感じでいいのかな?
若干チケットが手元にたくさん…って人もいた感じがしたけどそんな今だからこそっていういい方もおかしいけど、見れるチャンスがある今こそ、そんなに興味がない人にも本当に1回見てほしい。
本当にKAT-TUNのコンサートはエンターテイメントとして一級品。
これからのKAT-TUNの展開も楽しみです。