大森靖子 @夏の魔物 2014年7月21日 - YouTube
同じ時代に生きていてよかったと思うアーティストはたくさんいて、CDが売れない時代だからアーティストが売れていた時代よりも劣っているとか微塵も思わなくて、すごい人が動いている時間と同じ時間軸を生きていることに感動することがあって、その中のひとりが大森靖子さん。
大森靖子という人の人となりをよく知ってるわけでもないけど、この人を形成しているものは今の日本の日常で、日常の中の小さな歪みとか、小さな憎しみや小さな悲しみや小さな悦びを大量に吸い込んでいって強い感受性のなかで音と言葉が生成されて溢れてくる感じ。
日常の小さな歪んだ風景が大きく大きく膨らんで揺らぐ声とギターの音とその体の全てから放出されているライブ。
好き嫌いはわかる。
好き嫌いはわかるけど、それ以前に大森靖子さんの音楽に、ライブになにも感じない人がいるとしたら死んでるんじゃないかな。
自分の感性死んでると思った方がいいんじゃないかな。
大森靖子という存在を作り出したのは今の日本の日常。同じ時代に同じ日常を生きてるなら、出来る限りリアルタイムで大森靖子という存在を見ておいた方がいい。
そんなことを大森靖子が本現場でもない人間が言いたくなるくらいには大森靖子さんに出会えてよかったと思っています。
遅くなりましたが、大森靖子さんメジャーデビューおめでとうございます。
avexというレコード会社で何をしてくれるのか、楽しみです。