きらきらしたものを集めたい。

主にジャニーズ、たまにアイドル。/絶賛事務所担進行形 → 主にK-POP、たまにジャニーズ、たまーーにアイドルへ移行→主にLDH、そこそこK-POP、たまにジャニーズ、ちょっと坂道に移行したみたい。。

ドラマ売りのメリットデメリット<メリットについて>

モーニング娘。の時代から、ある程度の規模のアイドルはオーディションから密着をされ、その段階で興味を持たれている人に対して思い入れを作らせ、合格した時点からもうファンとして動いてもらえるように作られている。

ステージに立っていないアイドルの人間らしさや成長に心を動かされ、ファンになる。

出だしがある程度の規模でないものについても、その原理を利用してグループとしてのドラマを売り出すことで共感させ、応援させるやり方が多くなってると思う。

アイドルに限らずヲタクは目の前にある事象、人物に対して、各々がドラマを作り上げ膨らませて気持ちを高めることができる特性を持っていると思う。

それを各々が形にしていったのが2次創作文化である。

それを運営側が分かりやすく、かつドラマティックに個人のパーソナリティーやグループとして乗り越えてきた挫折や困難を形にして、その場に居合わせてない人に対しても説明してあげることで、パーソナリティーを言動や振る舞いから想像する力や過去の事象に対して探究する熱意のない人に対してすごく簡単に強い共感を作ることができる。

それをしてあげることで、メディアでもそれをテンプレートにすれば簡単にお茶の間に紹介できる。

未だにアイドルはとりあえず笑っておけばチヤホヤされてガポガポ儲かるんでしょっていうのが基本の思考回路の方はそれなりにいて、そういう方には、その説明があるとないでは全然響き方が違う。

既存の顧客以外に響かせるやり方としては、非常に有効なやり方だと思う。

ドラマで思い入れを作らせるのはアイドルだけのやり方ではないし、熱闘甲子園が毎年需要があるように、スポーツの世界も同じ。

プロレスや格闘技については、資金力のある団体であれば重要な試合については選手入場前にこその試合が組まれるまでのドラマを数分感にまとめたものを作りそれをモニターで流すことで観客の気持ちを高める。

そのやり方を踏襲しているのがももクロさんのライブ。

ハローなどでは単純に呼び込みとして名前と写真が次々に出てくることが多かったOPに対して、インタビューやリハーサルの映像(泣いてるところ)などにすることで感情を昂らせる効果を高めている。

なにも知らなくてライブに行っても、最初のVTRでその場で感情を昂らせてもらえる。

楽曲としてパーソナリティーをそれを全面にもってきたのがでんぱ組さん。

W.W.Dと、その後に出してた「でんぱブック」もそれをより膨らませたもので、まさにネガティブな女の子達が出会う奇跡と戦ってきた軌跡をまとめたもの。

入り口としては素晴らしく明快で、共感しやすいものを作った。

自分が出会ってなかった時代の苦労も手に取るように、その時に居合わせたかのように知ることができる。

初めからメディアでドラマを流していたグループではないからこそのやり方。

そこから現在に至る訳で、そのやり方が結果に繋がってることは分かる。

 

関ジャニ∞もジャニーズとしては数少ないドラマ売りをしているグループ。

 

8周年の際に改めて結成からデビュー、そして内君のことを語り、本にした。写真集と8祭のパンフレットとして。

それなりに長く彼らのファンをやってきてたけど、全然紙媒体のインタビューを読んでこなかったから、改めてまとめられたその本で急激にそれぞれのメンバーに対しての思い入れを強くさせられてしまった。

最近じゃ他にもドラマチックな展開をしてるグループは沢山あるんだけど、まだ過去のこととして語れるタイミングにはなってないよね。

 

ただ、タイトルでも分けているけど、メリットだけではないと思うので、デメリットと思う部分も書く。