Especiaを初めて見たのは去年のブトレグだったので、ちょうど1年くらい。
正直その時はわりとピンと来なくて。
世界観は伝わったけど、パフォーマンスとしては多分まだアウェーに弱かったんじゃないかなって今は思うところ。
フロアをビラを配りながらパフォーマンスするっていう感じだったし。
印象がだいぶ変わったのは去年のいずこねこさんのワンマンのOAとしてEspeciaがパフォーマンスをして、その次の日にEspeciaのワンマンのOAをいずこねこさんがして、っていう時。
東京の大きめのイベントで見るのと大阪のホームで見るのとでは全然違ったんですよね。
最近はライブを見てても心地よくて眠くなるより見ているのが楽しい。
慣れるまでは心地よすぎて眠くなりがちでした。
はるかちょとえりかちゃんの笑顔だけじゃなくて、ちぃちゃんもすごくいろんな表情を見せてくれるようになったり、ダンスにも個性が出てきててすごく見ていて飽きないステージになってきた気がします。
そんな感じでじわじわと好き度があがってきたEspeciaさんです。
イントロアウトロ入れて16曲たっぷりの世界観は本当に崩れることなく、ディスコサウンドというかファンクとかAORというやつでしょうか、30代の自分が感じるちょっと大人が聞いていた懐かしい音が一貫していて、それでも飽きずにリピートして聞き続けたくなる。
メンバーの歌も個々の色がより強くなってきているし、ゆるいめのラップもいい。
上の世代からすれば青春時代を思い出すのかもしれないし、下の世代からすれば感じたことのない音の世界かもしれないし。
Especiaを聞いているといつも音楽的な知識があればきっと深く楽しめるんだろうなって思うと同時に分からないことに恥ずかしさを感じたりします。
自分みたいなヲタクは兎角分かってる感を出したがりだし、自分なりの理解を深めることに楽しさを感じがちだから、音楽的に届かないレベルのものってちょっと手を出しづらいんだけど、ついていけるかいけないかとかじゃなくていいなぁと思えば聞いて楽しめばいいじゃん、みたいな気持ちで。
とはいえEspeciaを入り口にこういう方向への音楽の知識を深めていくことも楽しいのかもしれない、そういうキモチにすらさせる力のあるアルバムだなぁって思います。
16曲にワンマンのLiveを収めたDVDがついて5000円は決して高くない。
タワレコなんてポスターをくれる店舗以外の店舗で買うとそのワンマンのライブ音源のCDが特典として貰える。
ボリュームどんだけ!?って話ですね。
Especia 「No1 Sweeper」 MV - YouTube
EspeciaはやっぱりBiSと同じつばさレコーズなだけあって、本当に音楽以外でも大人の仕込むネタが細かくて多い。
Especiaのファン?*1も本当にそういうネタを細かく拾ってどんどん膨らませるのがすごいなって思う。
でも、個人的には下ネタとかゲスいネタはないのがいいなぁってところで。
そういうのについていったら楽しいのかもなーって思いつつ、そういうところについていけないからって触れるのをやめようってしちゃうのは勿体ないなって思う。
そう思わせる魅力がついてきたんじゃないかなーなんて上から目線な書き方で感じ悪いけど、素直にそういう印象。
このアルバムはアイドル界以外にもインパクトのある作品だと思うし、2014年後半、そしてその先のEspeciaが楽しみです。