テゴマス4thツアー「テゴマスの青春」横浜アリーナ公演感想
3/28の昼の追加公演の感想。
細かいことを書く気はないんですけど、方向性の話として。
「今回はステージも演出もできるだけシンプルにして、歌を楽しんでもらおうと思って」という話をしていたんだけども、それが正しい選択だったのかはわりと微妙だなと。
それならそれで歌う自分たちの姿、共に音楽を作っているバンドメンバーをどこからも見えるように、センターステージをメインにした3rdツアーの時のようなスタイルの方がよかったんじゃないかなって。
今回はメインステージでバックを全面スクリーンにして映像を流していたんだけど、イメージ映像とか、歌詞を大きく映したものが多くてなんかもったいないなという印象。
歌う2人の姿が美しいわけだし、それを大きく映してくれればよかったんじゃないかな。
そこに歌に対して真摯に取り組んでいる2人の説得力を感じられると思う。
今回のアルバム自体が単調で「大人っぽい」というのをテーマにしているせいなのか、ミディアムテンポでハモリは難しいけど、曲としては面白みに欠けるという曲が多い。
そういう単調なアルバム曲をセトリの前半に固められてしまったので、前半はわりと心地よく眠気が襲ってくる感じがありました。
「つまらない楽曲が悪い」と言ってしまってもいいんですが、そこが2人の歌の弱さ、なんじゃないかなという気もしていて。
歌がうまい、ハモりがうまい。そこから先の表現力に力がない。
残念ながら2人共楽曲に対して深い表現力で味をつけるというようなことはない。
主メロにしてもハモりにしても難しさをこなすことに終始してしまうからな気がしてる。
難しい楽曲がいい楽曲ではなく、そういう曲が人の心に響くわけでもないわけで。
歌で勝負することを考えているならば、周りの大人も含めてそれを考えてほしいなぁと。
ハモリのきれいさだけで売るというのは少し考えが甘いんじゃないかなって。
そういう意味では、正直3rdツアーの満足度を超えることがなくて。
前作の方が楽曲も幅が広くて、センターステージでバンドとのやり取りも見やすくて、いい楽曲といい歌を聞けて踊って楽しかった。
今回の目玉の演出は、マイクなしで歌う、ペンライトなしでステージ上のキャンドルライト(本物のキャンドルは1つ)だけで歌う、という感じなんだけど、正直そういう演出こそセンターステージでやるべきでは?と。
テゴマスコン=センターステージ固定でもいいと思う。
で、前半はひたすらひたすらメインステージ。
ミソスープでいつものお椀トロッコでセンター席後方のサブステに登場。
個人的にはこのお椀が自分たちのブロックで止まって歌ってくれたので高まりまくり。
止まったのはブロックの反対側の通路だけど、本当の目の前より見やすかったと思う。
でもサブステも2曲ぐらいでまたメインステージに戻ったかな。
サブステに行ったときにボールの投げ込みはしてた。そこはやるんだ?っていうね。
アンコールでも1回サブステまで行って歌って戻って。
ライブとしてはその後半の演出でやっと盛り上がった!っていう感じでした。
他の人の感想で「今回は余韻を残すような映像的演出がなかった」というのを見て
あぁたしかにと思った。さらりと終わり。
前は最後に映像でメッセージ残したりとかしてたよね?
そういう部分は残してほしかったなぁ。
やっぱりアイドルなんですよ。2人共ものすごくアイドル。
だからアイドルとして歌を聴かせる、楽しい音楽の時間を届けるライブの方が、自然なんじゃないかなって思ってしまった。
演出を削ると、せっかくの歌もスカスカに感じてしまって。
歌う2人を主役にした、きらきらとした演出でいいんです。
きらきらとした2人の歌をきらきらとした空間で見たいなぁって言うのが本音。
とはいえ、演出を削った効果か、客席は非常におだやかで、服装も地味目。
トロッコが通っても柵に人が押し寄せてくることもなく平和。
そういう意味ではすごく穏やかな気持ちで終われてよかった。
あと、本当にグダグダで自由なMCとか。すごくよかった。
テゴマスの時の増田さんほんと好き。
1日経っての感想としては「まほうコンのDVDめっちゃ見たい」でした。
難しい。けど、これからも続けていってほしい。
以上、テゴマスコンの感想でございました。